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身体を売って生活していた私が、デスゲームの参加者に選ばれていじめっ子と手を組む  作者: トムとゼリー


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4話 旅立ち (挿絵あり)

宿泊費はポノコが受け持つことで、ポノコとクシアはホテルを借りてニュースを見ていた。

なんとなく家に帰る事が不安だったのだ。

ニュースでは道端で殺し合いを始め、殺された方が灰化するという異常事態が東京各地で起きている事を報道するのに持ちきりだった。


クシアはベッドの上で毛布を被り項垂れた。

「はぁ…私達これからどうすればいいんだろう…。」

「ハッキリ言っていきなり物体を貫通して追いかけてくる能力と鉢合わせたら、今後が不安すぎるわ…。」

「あの、思ったんだけど、こんなに白昼堂々と殺し合いをしていいのか?警察に捕まったら首謀者に殺されるんだよな?」

「ど、どうなのかしら…。」


すると辺りが真っ暗になり、空にあの首謀者と思わしき骸骨が現れた。


「きゃあっ!怖い!!」

クシアはポノコに抱きついた。

そして、骸骨は喋り出した。

「参加者たちよ、奮って殺し合ってくれているみたいで何よりだ。しかしだ、ここまで表社会で目立つようにやられてしまうと、はっきり言って迷惑だ。」


挿絵(By みてみん)


骸骨の声色が怒り混じりになる。


「そこでだ、今回の件で殺しの現場がテレビやネットなどで拡散されてしまった参加者には、死んでもらう!!」


ポノコは息を呑んだ、しかししばらくするとまた骸骨は喋り出した。


「たった今、該当した参加者達には灰になってもらった。というわけでこれから新たなルールを追加させてもらう。それは、参加者以外の人間に殺しの現場を見られてはいけない。私としては社会にあまり影響を及ぼしてほしくないのだ。

しかし、今回の件は私のミスでもある、なのでお前たちにもゲームを便利に進められる追加能力を与える事とする。人間の気配と、参加者の気配を察知できる能力を全参加者に与えた。これでなるべく人気のないところで殺し合ってくれたまえ。以上だ。生き残ってた者はどんな願いも叶えてやるぞ。」


周囲が元のホテルに戻った。


クシアはほっとした。

「あーあ…怖かった…。」

「なんか今のルール追加、変じゃない?こんなデスゲームを開催しておいて、表社会に影響を及ぼされたくないって何?」

「何が目的なのかはわからないけど、やっぱり首謀者にとって都合の良いこと悪いことが色々あるみたいだ。」

「もしかしたら首謀者にとって都合の悪い事を絞り込んでいけば、どこの誰なのか特定に繋がったりしないかな?」

「でもあんまり都合が悪すぎると消されるぜ。」

「そこなのよねー。」


と、色々不安はありつつも2人はなんとかその日は眠りについた。しかし翌朝、とんでもないニュースが飛び込んできた。


それは、八王子市にて大量の遺体が発見されたのだ。

「こちら現場となりますが、見えます通り様々な建物が血だらけで、数えきれない人々が犠牲となっており、遺体の回収や身元の確認が間に合っておりません。」


クシアは驚愕した。

「な、なにこれ…ありえないだろ…。」

「クソが。殺す現場を見られてはいけない、だったら前もって周囲の人間を殺しちゃうなんて…。」


「依然犯人の証拠は掴めていないとのことです…、なんと!遺体の中には、子供も…」


クシアはテレビを切った。

「許せねえ…。こんな事した参加者も、原因を作った首謀者も。きっと首謀者もルールを追加するには私達にも何か有利な条件を与えないといけなくなるんだ、だからこの件を見てもルールの追加も行ってこない。」

「ねえ、片無江、私達でこの参加者倒さない?」

「え?」

「こいつらだけじゃない、きっと参加者の中には私達みたいに戦いたくない人とかいるんじゃないかな?そういう人たちを助けて、人を集めて団結して、首謀者を見つけ出して倒す。」

「そうだな、まずは目の前の問題から解決していくか。」

「とりあえずは八王子に一旦向かってみましょう、まだ犯人がいるかもしれないし。」


血や遺体まみれで立ち入り禁止になっていた八王子には、侵入した参加者が待ち構えていた。


「やば、ほとんどの参加者はここから逃げだしのに、近づいてきてるのがいるぞ…、能力は超絶身体と…いや、超絶身体が2人?なるほど、これは楽しめそう…。」

東京都は一体どうなっちゃうのか…

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