フリュス・5
グド対健の戦いに決着がついたころ。
「くそっ!」
夜叉はどんどん距離を話していく相手の気配を感じとり、軽く毒づく。
(相手はおそらくスナイパーだろうからな・・。距離を離されるとまずい)
大量の「気配」によるかく乱をおこなっているためまだ撃っては来ていないが・・。
(この出血で思うように動けない・・)
やはり最初の一撃が痛かったな、と夜叉は後悔する。
だが、完全に移動できないというほどでもないので、相手の動きに必死に食らいつく。
(顔を出せば確実にやられる・・。建物に身を隠した状態でギリギリまで近づく!)
そう思った瞬間、相手の動きが止まる。
そして今まで進んでいた方向を猛スピードで戻り始めた。
(なに!?)
あまりにも速い移動に夜叉は戸惑う。
(これは・・パートナーの身に何かあったか?)
少なくとも俺はパートナー(健)の異常を感じてない。
となると・・
(あいつのほうか・・)
俺のパートナーが相手に何かやった・・。
「ふん・・中々やるじゃないか」
夜叉は少し喜ばしい気持ちになり、来た方向を戻り始めた。
数分後
「うわぁぁぁ!!!死なないでぇぇぇぇ!!!!!!」
パートナー、号泣。
「え!?お前勝ったんじゃないの!?その様子を見るにさぁ?」
「いや勝ったよ!?勝ったけどこのままじゃ俺警察送りだぁぁ!!」
「けい・・さつ?よくわからんがそこに送られるとまずいのか?」
「ああ!?ここで俺の旅おしまい!」
「はぁ!?どうすんだよ!?」
「大丈夫」
「「はいぃぃ??」」
隣から急に聞こえてきた声に健と夜叉は同時に振り向く。
「こんなこともあろうかと・・」
ごそごそと声の主・・の少女はパンツの中をあさる。
「ん?なんか今不適切な表現がありましたが・・」
「全然不適切ではないぞ。ほら見ろ。あの女はパンツの中に手を突っ込んでいる」
「いやそれおかしいだろ!?なんでお前服着てないんだ!?」
「必要ないから」
「おおっとぉ!?これはなんだ?何かとてつもなくでかい常識の差を感じる!」
「何を言っているんだ。別に服なんて必要ないぞ」
「お前もぉ!?なに!?付喪神って全員裸族なの!?」
「いや、そういうことじゃない。付喪神だって「神」だ。神に服は必要か?」
「なにその「まったく、こんな常識いまさら説明させやがって・・やれやれ(・+・)」みたいな言い方ぁ!必要だよ!?神様だって服着てんジャン!!」
「そうか・・お前の今まで見てきた神はそんなのなのか」
「名にその言い方!?こっちの世界の神ってみんな全裸なの!?俄然興味わいてきたんだけど!」
いや、でもバサラとか服着てたな。
「はい」
そんな言い合いをしているうちに何らかの処置が終わったらしく、グドは起き上がっていた」
「ふ・・。不覚を取ったな」
「とるな!もう二度ととるな!」
俺が怖いから!




