フリュス・2
(・・)おおお!!!(書くことはなし!!)
「さて・・二つ目の指令聞いてねえから何もできねェぞ」
「・・・」
無事夜叉を「付喪神」にして、大通りに帰ろうとしているところである。
「そういえばお前、どんなスキル持ってんだ?」
この質問、結構ドキドキするぅ!
見た目かっこいいからこれからも戦闘とか手伝ってほしいのだが、クズスキル持ちだと・・まぁ・・。
「それなんだが・・。さっそく使う機会が来たようだ」
「??」
「見られている」
「・・・」
「敵意ある目で見られているといったんだ」
「な・・そんなわけ」
「ある」
「・・・」
「もうそろそろ仕掛けてくるかもな・・。もう一本、奥の道に入るぞ」
「お・・おい!」
あ・・行った。
俺の言うことも聞かずにどんどん道を進んで行ってしまう。
「あーーくそ!」
仕方なく俺もついていくことにした。
「・・敵が動いた」
「何!?どこだ!?」
俺は白烏を構える。
「今は武器を構えても無駄だ。敵は姿を見せずにこの戦いを終わらせようとしている」
「どういう・・」
「敵もおそらく「付喪神」を持っている。」
「・・・まさか」
「ああ。敵の付喪神は遠距離攻撃・・「銃」の付喪神の可能性が高い」
「マジか・・」
「しかも敵の「スキル」もわからない。それは敵も同じだが・・。」
「・・・そいつら、いつから見てた?」
「少なくとも俺らが店にいるときからは」
「なら俺が刀下げてるとこから」
「近距離・・「刀」の付喪神だと思ってるだろうな」
ズシャァ!!!
「!!」
「攻撃か!?」
見ると俺たちの足元の道路に銃弾が深く、深く、見えなくなるまでめり込んでいた。
「貫通性が高いな・・」
「銃弾の回転の力が増大させられている」
「・・どうやって?」
「おそらく「風」系スキルを持っているんだろう」
「風・・」
「または単純に「貫通性能UP」とかな」
「・・・なんでお前そんなに詳しいの?」
「お前が俺をメインの武器として使っていた期間は約3年間だ。そんだけあればいやでも打ち合った、戦った武器の知識が蓄積されていくんだよ」
「そうか」
そんなに使っていたのか。すっかり忘れていた。
「さて、どこに敵がいるかだが」
「まったくわからんぞ」
俺は視力はそれなり(レベル100)いいのだが、まったく見えない。
「先より遠くに行かれたな。まったく殺気も感じん」
と夜叉。
「さて、それだけ貫通性が高く、付喪神の性能もいいとなると・・」
ブシャァ!!!
「壁抜きされ・・・うおおおい!!!」
夜叉の右掌から血が噴き出した。
「く・・」
「くそっ!どこだ!」
「やめろ!今は建物の影にいたから手のひらで済んだが・・。身をさらせば確実に死ぬぞ」
「く・・」
「それに俺は付喪神だ。」
「?」
「お前も俺の「スキル」を知らないだろう」
「!まさか!」
「回復のスキルはないが」
「ないのかい!!」
ばしっ!
「うお!あぶねェ!けが人だぞ!」
おっと、まずいまずい。
「で、お前のスキルはこの状況を打破できるのか?」
「まぁ、それはお前次第だが」
と夜叉。どうやら頑張らないといけないのは俺らしい。
「で、だ。俺のスキルなんだが。名前があってな「残響」と言う」
「残響?」
「ああ、このスキルは「音」や「気配」、普通自分で「残そう」と思って残せないものを「残す」ことができる」
「・・」
「しかも残したものの「回収」や「持ち運び」「配置」。「強弱」を付けることができる」
「・・まぁいいや。それでその「残響」でどうやってこの状況を突破する?」
「とりあえず俺たちの「気配」を残して、さらにそれを多数の場所に「配置」する」
「つまり俺たちのいる位置を分かりにくくすると?」
「そうだ。後、俺はこの出血で動けない。ここからはお前ひとりで敵の位置を探せ」
「・・・わかった。やってやる!」
「よし。・・・じゃあ、行くぞ!」
その声と同時に、俺は走り出した。




