神官降臨
「・・・・そういえばふさふささんのとこに機械置きっぱなしだわ」
戦いもひと段落して、少し余裕ができたので、取りに行ってみるか。
さて、ふさふささんの家につきました。
「すいませーーん!!」
「はいぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」
「すいません家間違えました(バタン)」
「おいおいおいおいおい!まったぁ!そんな秒速340mのスピードで扉を閉めないでくれ!!!」
「どんだけ速いんですか!音の伝わる速さと同じじゃないですか!」
そこにいたのはキョウにいた神官だった。
「なんであんたがここにいんだ?」
「いや、少しここら辺で異変が起きているようだったからな。来た」
「ああ・・・あんた空間移動できるんでしたよね・・・」
まさにDえもんのどこでもドアだな。
「じゃあなんでこの家から出てきたんだ?」
「え?だってここ神官の家だからな」
「・・・・・そうですか」
「おおっとぉ!あんまり驚かないね」
「いや、まぁ・・・おかしな人だとは思ってましたんで・・・」
「うーん。まぁたしかに彼女は少し変わってるからねェ」
「あんたが言えたことではないけどな!」
「ひどいな・・・。まぁいいや入って入って」
「なんで自分の家みたいに人入れてんだ・・・。そういえばふさふささんは?」
「ふさふさ・・?・ああリコの事か。彼女は寝てるよ」
「そうですか・・・」
神官と廊下の奥の部屋に入ると確かに寝てた。毛が。
(動かないとでかいゴミみたいだ・・・。いや!失礼だ・・)
「さーて、さっきまで何があったのか、聞かせてくれるかい?」
神官は椅子に座り、そういってきた。
「ああ・・いいですよ」
「ふ~ん・・・。ま、多分そいつらは彼女を殺す、または拉致して利用しようとしていたんじゃないかな。おそらく後者だろうけど・・」
「まぁ、そうでしょうね。俺も彼女が神官だって聞いてそんなとこかなと思いましたよ・・・。ってなると黒男の目的って・・?」
「ま、黒男は魔物組織の一員だろう。」
「魔物組織??」
「ああ、この世界は昔、魔物が支配していた時代があった。しかしある程度魔物に対抗できる手段が整ってからは魔物の支配と言うのは完全になくなった・・。で、もう一度魔物が支配する世界を作ろうとしている過激な奴らがいる組織・・・それが「魔物組織」だ」
「まんまじゃねェか」
「まんまだ」
「でも、魔王とは和解してるんじゃ・・?」
「まぁ魔王は完全に戦う気はもうない。組織の上は魔物の王族とか、そういうやつらだろうな」
「しかし・・・」
「ま、そういうこったな、いずれ組織の奴らは魔王を殺そうとするだろう。それまでに魔王を避難させなくてはならない。ま、すぐじゃないから安心しろ」
「聞こえませんよ」
「ふん!・・・・まぁいいや。今日はお前に次の指令を出しに来た」
「そんなんこの紙で伝えれば・・・」
「ああ、まぁ、リコの様子を見に来たのもかねてだからな・・・。じゃあ言うぞ。お前は次にこの大陸の都市王都「フリュス」に行ってもらう」
「また・・・移動か・・・・・」
ゆっくりしたい・・・・。




