妖撃隊本部にて・3
「んん?いきなりそんなこと言われてわけのわからないような顔してるね」
「まぁ、ここはもう少し僕の話を聞いてくれないか?」
「まぁ地球に行った僕は「ゲーム」というものを知ったんだ」
「ゲームは日本中のたくさんの人がやっていて、年齢、性別、関係なく楽しめると知った」
「そして僕はMMOと言うゲームのシステムがあると聞いたんだ」
「MMOは一つの世界にたくさんのプレイヤーが集まって、コミュニケーションしたり、一緒に狩りをしたりするゲーム・・・・」
「そして僕はひらめいた。この世界のゲームを作り、それをMMO・・・RPGとして売り、たくさんの人にプレイしてもらう。そしてその中から、この世界にあっている人を見つけようと思ったんだ。」
「で、君になった。そういうわけだ」
「・・・・なら、俺をもとの世界に今返せるのか?」
「もちろん、けど、今はここにいたいと思ってるんじゃないかな??」
「??なんでだ?」
「だって、
ゲームを君みたいに長時間している人って・・・・まぁ、向こうの、地球の社会よりこちらの・・まぁ、異世界のほうがあってる気がする・・・うう・・うまく言えない・・・」
「・・・・」
神官の言いたいことは分からなかったが、この世界にいたい・・・それはあっていた。
小説とかで、異世界に転移したとき、最初に来るのはやはり「驚き」だろう。
確かに俺も驚いた・・・だが、同時に、喜んでもいた。
憧れていた世界に来れた・・・・。そういうのもあるかもしれない。反応は人それぞれだと思う。けど、俺みたいな、ゲーム、アニメ、漫画、ラノべ好きの反応は喜び・・・・・だろう。
「んん・・、わかった。こっちの世界にいるよ」
「おっ!マジで!?やったぁぁ!!!」
「で俺は何すりゃいいんだ?」
「ああ。君には各地の自警団・・・まぁ妖撃隊みたいなのが取り逃がした、手が回せない、そんな時に出てきて、魔物を倒してもらえればいいわけよ」
「おお・・てっきり魔王とか・・・そんなのが出てくるのかと思ったぜ」
「ああ、魔王とはもう和解してるよ」
「ふえ!マジか!」
「うん、マジ。けど魔王と和解しても中々静まらないモンスターもいてねェ・・・。しかもそいつらは魔王に従わないだけに、それなりの力を持ってる。まぁ、酒呑童子みたいにね。そういう強いのを倒してもらうために来てもらった、というのも先ほどの理由に付け加えておこう。
でも今回のモンスターの異常な発生のわけは魔王にもわからないみたいなんだよ」
「ええ・・それって結構問題なんじゃ・・」
「ああ、でも、その理由がわからない今は、とりあえず倒していくしかないのさ」
「そうか・・分かったわ」
「ああ、ありがとう。さて、じゃあこの本部を探検するなり、町に出たり、何してもいいよ~。」
「お、じゃあ探検でもしてこようかな」
「あ、ちょっと待って」
というと、神官は机の中をごそごそとし
「あった!ハイ、これ渡しとくよ。」
小さな紙きれを渡される。
「これは・・・?」
「それは僕の魔力が込められている紙でね、指令を出すとそこに要件、場所とかが出てくるから、とりあえず持っててくれ」
「ありがとうございます。それでは」
「は~い。またね~」
こうして俺は神官との話を終え、探検に行った。




