滅鬼・鬼道
今思ったんだけど・・鬼道って・・奥の・・いうなればさらに奥の手なんだよね・・?
こんなに簡単に使っちゃっていいの!?と思ったのだがもう遅い。鬼道は完了していた。
「よし!でけたぞー」
「・・なにが?」
なにも変わっていなかった。外見は。いや、外見だけなんだけどね。
「ま、鬼道もできたし、ちゃちゃッとやっちゃうよ~。もうそろそろ寝たいしねー」
「そんな軽いもんなの!?なに?今までのは就寝前の運動!?」
「うーん・・・・きつめの?」
「いや同じだよ!運動の枠を出てないじゃないか!」
「あーあーわかったって、やりますよーハイ」
「あーうん。やる気になってもらうのも中々まずいんだけどねー」
「はい、じゃ、行きまーす」
とっ
「フン!」
「へ?」
ぐきっい!
「ぐっ・・ああっ!」
速い、力強い。それは今までも一緒だった。
だが今は・・鬼道した今、さっきまでの比ではなくなっていた。
「く・・」
後ろに跳びとりあえず距離をとる。痛みはそれほどでもなかったのは、ゲームの名残りか。
(だが・・)
自分の(おそらく)HPであるようなバーが一気に持ってかれた。
「とりあえず」
「「韋駄天」」移動速度の強化。神託とも重なって、さらに速くなる
「「武神」」攻撃力、筋力の強化。
「「魔の追撃」」毒・麻痺・石化・移動速度低下などのバッドステータス(バステ)を攻撃が当たった時、低確率でしかもランダムではあるが発生させてくれる。
「「心眼」」反応速度上昇
(これで・・・)
とどめをさす。
「ふうう・・・」
深呼吸、どうやら俺、思ったより戦いなれてきた・・
「砂鬼」
グイ
「エ・・?」
足元にあった砂が足に巻き付いてきた。
「ふふ、逃げれないね」
「・・・・」
「じゃ、行きまーす」
ズゴッ!っと一直線に滅鬼が跳躍し接近してくる。
「く!」
何とか心眼と武神の効果で強化された身体能力で攻撃を受け止める。
(うう・・武神でまぁ力上がってるはずなのに・・(この世界では初めて使うのでどのくらい上がっているのか詳しくはわからん)押されるとは・・)
(でも)
至近距離・・・。職「勇者」のもっとも得意とする分野である。
「鎌鼬」
「!」
滅鬼が警戒して後ろに少し下がる。
「そこだ!!」
鎌鼬の力、「空間」を斬るというものである。
ズッ・・と滅鬼の脇腹に「鎌鼬」の刃が入る。
「な・・」
血も出ず、痛みもない。だが負ったダメージは深刻である。
「ついでに・・!」
ズバッっと足元の「空間」も斬り、砂鬼の砂を取り除く。
「く・・貴様・・」
滅鬼が睨む。
「ふふ・・腕の力を消し・・」
ガクっと滅鬼の足元が崩れる。
「運が悪かったな・・。「魔の追撃」が発生・・しかも「麻痺」か・・」
麻痺は相手の行動を阻害し、動きも遅くしてしまう効果を持っている。
「これで・・終わりだ!」
ゾガッっと滅鬼の頭の空間が斬られていた。
「・・・・さて、あとは幽鬼か・・」
ミコトのいる場所に走った。




