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異世界に行ってみた(笑)  作者: たなからぼたもち
滅鬼・幽鬼戦
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15/42

シャッ鬼戦・4

「おーーーーーい・・・(;^^)」

「い・・いや!私のせいではありませんよ!あいつが・・たまたま頭を動かしたのがダメなんです!!」

「見苦しいぞ、あんなもんちょっとくらい調整しろや」

「く・・ううう」

「く・・はははは!!!」

「!」

「角が・・折れた!ふふ・・ははは!!これで!これで使える・・」

「鬼道!!!!」

「くっ!!」

シャッ鬼の体をどす黒い瘴気が包んでいく。

「は・・はぁ!!やってやった!久しぶりだ!この感覚!」

「んなっ」

豪鬼どころの変化ではなかった。身長は170くらいまで伸び、髪は長くなっていた。折れた角はもとには戻っていなかったが、先ほどまでとは全く違う、威圧的た雰囲気を漂わせている。

「角が折れた時が鬼道の発生・・。そして名縛りが解ける。くく、やっと、やっと本気で戦える・・」

その威圧感はもはやゲームのものでなくリアルなものだった。

(この世界は・・ゲームの時とは全く同じというわけではないのか・・・?)

「ふふ・・なにを考えているのかは知らんが・・・行くぞ。」

「!!」

消えた。いや!

「上か!!」

天井を踏み台にするようにして一気にシャッ鬼が接近してくる。

「くそっ!!」

横に跳びかろうじて回避する。

ドフッ!!

変な音がした。

「な・・に・・」

ありえないことが起きていた。シャッ鬼の手がついた場所が砂になっていた。

「かわすなよ・・今ので殺そうと思ったのによぉ・・」

まさか・・

「お前の力は触れたものを砂に変えるとか・・」

「くく・・そ・・。俺の名は砂鬼、名縛りが解けた俺の本当の名前だ・・」

(名縛り・・か・・)

名縛り、強力な力を持った魔物(特に妖怪系)が使う、特殊な技である。自分の配下の名前を変えてしまうことで、能力や記憶を書き換えることができる。(今回は能力だけの様だ)

「さーて・・。まぁ・・そっちの女からやるかなぁ!!!」

砂鬼が跳びだす。

「速い!!!」

「く!四方陣!!」

ミコトの前に四方陣が現れ、ミコトを守る。

「しゃらくせぇぇぇぇぇ!!!!」

ドゴッ!!っと四方陣にパンチを打ち付ける。

「なんて・・力・・」

「まずい!!」

こんな短時間であそこまでするとは・・。

「おおっ!!」

砂鬼に後ろから切りかかる。

「はぁ!むだぁ!!」

砂鬼が右手を振りかぶり、刀に向ける。

(こいつ!まさか!)

そう思った瞬間、俺の刀と砂鬼のパンチが接触する。

グゴッ!!

「「!!」」

砂鬼が驚いた顔をする。おそらく俺もなっている。

「なぜ・・その刀は・・砂にならない・・・?」

「!、まさか・・」

この刀は神刀「白烏」ゲーム時代この刀は攻撃力低下、使用禁止などそういう妨害スキルには絶対の耐性を持っていた。もし今の「刀が砂になる」というのが俺自身の「攻撃力低下」になるのだとしたら、それを無効化する「白烏」の力が働いたのかもしれない。

そして

「・・・・うぐっ!!!」

白烏の効果により俺の刀は通ったため、やつの右手はなくなった。

「どうやら・・・俺たちの勝ちの様だな」

「くっ!!」

そうだ俺は相手の攻撃を移動速度の加護が入っている速さで躱し、反撃するだけなのだから。

「どうやら・・終わりのようだ・・」

静かに砂鬼が口を開いた。

「後は・・頼んだ・・」

ズドッ!!!

砂鬼の体に短剣が刺さった。

「なっ!!」

「自害・・・でしょうか・・・」

「な・・」

「行きますよ・・」

「あ・・ああ・・」

しかしこれが次の戦いに響くことになる。砂鬼の自害することで発動する力に。

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br/godine
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