間
なんとか!なんとか砂鬼に勝ったのだが、なかなかスッキリしない勝利だった。
(やっぱり今の戦いはたまたま装備と相手の能力の相性が良かっただけで俺の力で勝ったわけではないからか・・)
次に来る相手にはこの装備が通用するかもわからないからな・・。気を引き締めないと。
「なぁ、ミコト」
「なんですか?」
こうして間をおかずに返事が返ってくるようになったのも中々の進歩だと思う。・・多分。
「お前この戦い終わったら剣術教えてくんない?」
「・・・まぁあなたの動きを見る限り素人ですもんね、動きが」
「う・・ま、まぁそのとうりだが・・・」
「装備が良いだけのボンボンですもんね」
「い・・う、まぁそう見えてもおかしくないのかもしれない・・・」
いいかえせねぇ・・・
「クズですもんね」
「ん・・まぁたしかに・・っていや!!違うよ!!俺は屑じゃないよ!!」
「なんかカタカナが漢字になるとよりひどく見えますね」
「た・・確かに・・。て!お前どこ見てんの!ねェ!そこ俺ら触れちゃいけないと思うんだけど!!」
だめだよ!それは!!
「っと・・そろそろ見えてきたぜ・・」
そしてまた似たような広間に来た。
「そうですよ。そういうメタな発言をすると後々作者が収集に困りますよ」
「まだキャラ紹介もしてないうえさらに話を酷くするのはやめてもらえるかなぁ!!」
もうだめだ!!
「おっとすまないな。私は滅鬼。四天王の一人で身長165cmくらいで腰くらいまで届く赤い長髪の女だ。」
「あのそういうのはこっちでさせてもらいますのでほんとやめてもらえませんかねェ!!」
ちなみに服は普通のTシャ・・
「何であんたの着ているTシャツには「働いたら負け」って書いてあるんだ!!!」
よくアニメとかで見るやつじゃん!!
「いやこれしかなかったのでな。適当に」
「俺がいうのもなんだけどあんた戦い舐めすぎじゃね!?」
ほんとにここ3、4話分くらいを一気に詰め込んだようなギャグ量だな!!処理できねぇわ!!
「ふざけるのも・・いい加減にしろ・・・」
「!!」
いきなり滅鬼の隣になにか現れた。
「ああ、別にふざけていたわけではないのだが・・。そう見えたならすまないな、幽鬼」
「・・・・・誰がどう見てもふざけているようにしか見えなかったが・・・」
幽鬼と呼ばれた鬼は白い髪をしているが、目の下にあるくまが暗い雰囲気を出している。
「敵が一度に二人も・・。どうやら本気で潰しに来たようですね・・」
「ああ、さすがに二人も倒されちゃあな・・」
「・・ん、違うぞ君たち。私たちは二人ではなく三人、三対一だ」
ずごっ!!
「な!なんだ!?」
足元に砂がどこからか流れ込んできた。
「こ・・これは・・」
「ああ。その砂は砂鬼だ」
「な!なに!!」
「多分お前たちに倒されたとき、おそらく砂鬼は自分の短剣で自害したろう?」
「な・・なぜ・・」
「その顔を見るところによると当たりか。砂鬼には奥の手があってな、その手を使うには自分が持っている短剣で自分の胸を刺すというのが条件なのだ」
「そんな・・」
「で、その力が今発動している「砂の王」という力だ。まぁこの力を使うと二度ともとに戻れないし、屋外で使うと砂が風にあおられて扱いづらいというかなり制限された屋内限定の技なのだよ」
「く・・」
なんてことだ。足場が悪いと踏込も効かない。装備の靴には移動阻害の耐性はあるものの、この床に広がった砂は「砂鬼」としての扱いなのでただたんにモンスターを踏んだだけとされてしまう・・。
三対一の戦いは、最悪のスタートを切った。




