シャッ鬼・2
いや、装備考えるのって大変。うん。
いや、まぁスライムに様にやわらかくするような変化があるなら、逆に硬くもできるんじゃないかと、そうは大体予想していたのだけれども、まさか一発打ち合っただけでこちらの剣を折ってしまうくらいの強度にできるとは全く思っていなかった。
「くそっ!!」
いったん後ろに後退する。
「まぁ、あの剣はまだサブ用だったからな・・」
それが救いというべきか。
「しかし・・」
ゲーム時代には装備が折れたりだとか、そういう使用はなかったので、あまり替えの剣は持っていない。まぁそれでもさっきの剣より数段良い剣はあるのだが、この戦いがもし見られていた場合、こちらの力はあまり見せたくない・・のでちょっと困った。
「へへっ!なすすべなしだな!」
「うるさいわ!!」
こんなこと言ってる場合じゃねぇ!
(装備!!)
「ん!なんだぁ?さっきのよりもよさそうになったじゃないかぁ!」
当然だ。いま装備した装備は、さっきの装備よりも2段階ほど上の「神託」装備である。どちらかというと着物に近く和風な装備である。着物の様なので、鎧よりは防御力は劣るものの移動速度への加護やバッドステータスに圧倒的な耐性をもつ優れものである。
「さーて・・こっちの戦闘にも大分慣れたし・・おかえしだ!!!」
跳躍
「うおっ!!」
こんどはシャッ鬼のほうが驚いたような声をだす。しかし・・
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
ズドオンッ!!っとシャッ鬼がいた場所を通りこして壁に激突した。痛みはミコトが戦闘前にかけた「四方陣」でなかったが、これでは四方陣の耐久度を無駄に下げるだけである。
「なんなんですか・・・・はぁ・・」
ミコトの声が後ろから聞こえた。
「く・・くそっ・・」
まさか移動速度への加護がここまで効いているとは、うれしいがもう少し軽めのほうがよかった・・・。
(けどこの速さをものにできれば・・・)
と考えたが相手も四天王とも呼ばれる強者。おそらく今の速さをと俺の行動を見て、まだこの速度を使いこなせれてない。ならば今のうちに、と考えるだろう。つーか表情変わってるしね、相手の。さっきまでの顔と打って変わって、真面目な戦士の顔になってますよ。はい。
「お前がまだそんな力を隠してるとは思ってなかったぜ。こりゃもうチョイ本気出して確実にしとめなきゃなぁ。」
ほら、やばい感じになってますよ。
「じゃぁ・・その刀折るとこからはじめようかなぁ!!!」
(来た!)
敵の突きを横に動いてかわす。
「まだだ!!」
突き出した短剣をそのまま横に薙いできた。
「遅い!!」
加護の入った速度で後ろに回りこ・・めなかった。
「うごおおおお!!」
制御できなかった。そのまま後ろに跳んだ。
「やっぱり・・速さを制御できてないみたいだなぁ!!」
「このやろっ!!」
装備に足を引っ張られるとは・・思ってもいなかった・・・。




