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9話

まさか自分が男と同棲生活するとは思ってもいなかった。そして山村とパートナー生活してすぐに悔やんだ。


まず周りがエルヒムの証明会でのパートナー生活というモノをあまり知らなかったからだ。


男同士ではあるが新婚並みの事を要求するのだ。証明活動はまだ別だったが他はいつも一緒にいる事が強要されるのだ。


流石に集会中に隣同士に座る事は無かったのが幸いだった。


そして山村には、ある癖がある。


それは、話をしていると必ず女性…姉妹達の事が話題に出る。その話題が問題だった。


…あの姉妹のワキ毛の処理がどうとか、生理になると⚪︎⚪︎姉妹の目つきが変わるとか挙句の果てに女性生殖器の部分名まで出て来る始末。


誰々姉妹は綺麗とか可愛いとかならまだしも下ネタばかりふってくるのだ。どうやら前、山本と共にそんな話ばかりしていたのだろう


山村は私だけで無く姉妹達の前でも平気で下ネタに近い事を話し嫌がられる事がしばしばあるという。


ある証明活動中に家にいた女の子と話をしたらしい。するとニヤニヤ顔をしながら戻って来て姉妹達にこう言ったとの事。


「いや〜今の女の子、胸が大きいから高校生かな?と思ったら小学生だった!最近の子は発育がいいね」


周りの姉妹達はドン引きしたとある姉妹から聞いた。それでも助導者の山村にモノ言えない為に皆苦労しているようだ。



そんな時に我々の個集に一組の姉妹のパートナーが入って来る。坪井千秋と丸尾優子だった。


山村はすぐに丸尾優子に目が止まるのだ。




さて、私の証明活動は宗田のグループだった。車も免許も持っていない宗田は私の車に乗り込んで来るが必ず助言つきだった。


近集、広集大会も必ず乗り込み重たい機材を運び少しづつ車は疲弊していた。勿論!燃料代は私持ちで一切の援助は無かった。


そして証明活動中でも話し方が悪いあれでは家の人の心に神の言葉は届かない。そればかりだ。


秋が過ぎ冬になると火曜日の集会にある町内会館を借りていたが突然、宗田からストーブ当番を割り当てられる。


6時半までに行きストーブをつけて皆が来る頃までに十分に暖房が行き渡るようにしろとの事。そうして理由をこう付け足す。


「兄弟はあまり個集で役立ってないから」


と言われた。ところがまだ誰もいない会館で1人ストーブの前にいるとやっと1人になれる事に気づくのだった。


これまでいつも山村やグループの人間ばかりで1人になる時間が無かった。皆が来るまでの10数分は貴重な時間である事に気づいた。


馬鹿馬鹿しい話だが独身の男がいつも男と一緒にいて1人の時間を持てない事が異常な事にも感じるのだ。


何やってんだ?俺。


そして近集監督の訪問が年末年始になる事が発表された。そして、その訪問こそが激動の1年の始まりとなるのだがきっかけとも言える事件が起こるのだ。


続く。

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