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29話

妻が流産してから体調を崩してしまいついに鬱状態になり病院へ連れて行かなければならない。


やはり開拓証明活動がネックとなる為何度も何度も降ろして欲しいと訴えるも「それはゆるされません」が主導者加藤の言い分だった。そして、ここでもあのフレーズがくる「えるひむによりたのむならたすけてくれます」


この男の話し方は本当にメリハリが無く 、 や 。 の無い話し方をするのだ。


こんな押し問答をしている内に妻の容体は悪くなる一方であった。もはや選択の余地は無かった。わずか数ヶ月前に見つけた安定収入の仕事を辞めた。



それからアルバイトの生活が始まり低収入での苦しみが再び始まるのだった。


しばらくした時に加藤から呼ばれこう言われた。


「きょうだいはかいたくしょうめいじかんがはいらないからかいたくしょうめいしゃをおろすことにしました」


唖然とした…これさえなければ私は苦しまずにすんだのだ!大切な仕事を辞めてからこんな事を言われても遅い!力が抜けていく感がした。


失意と低収入で苦しむ日々であったが以前のように負債が無いのが救いだった。


そんな日々では、あったがグループの司会者が割当たったりとエルヒムの証明活動では忙しくなっていた。


それからは収入では苦しいが充実したような日々が続くのだった。私は反面教師、春川宗田岸田笹山といった面々から多くを学んでいた。


だから彼らとは別のやり方で人々に接していた。春川のように無理難題を押し付けたり馬鹿の一つ覚えの独身云々は絶対に口にしなかった。


宗田のように自分を全知全能呼ばわりをして人を見下す事は絶対にしないようにした。


岸田のように泥酔飲酒運転といった犯罪は起こさない。笹山のように日本語が読めないといった無様な姿を見せないようにしっかり勉強をしていた。


こうした点では、自分も努力が出来た時期でもあったのだ。そして目標を持つ事が出来た。

自分が主導者になった時には春川宗田岸田笹山みたいな存在は決して許さない事を誓い絶対に阻止してやる!との目標が出来た。


だが、そんな私を煩わしく思う仲間達も残念ながら居るのである。でも子供達は私に懐いてくれていた。かつての中川個集の祐一みたいに懐く子供達が多かった。


その中に佐藤姉妹の子供達が居た。長女が小6の由美子で次が長男の敏幸小3次女の多美子小1だった。


佐藤姉妹は途中から都内から引越して来た家族で最初に会った時から末の娘の多美子がすぐに懐き出したのだ。


この多美子の二つ下の女の子、葉月と五月にも懐かれ小さな女の子達にモテモテの時代であった。これが後にある事件の引き金になる事に現時点では気づいていなかった。




その頃個集の主導者に新たに任命された伊勢兄弟が個集の主宰者となり加藤の自縛から離れる事が出来た時にはエルヒムの導きだと強く思っていた。


伊勢兄弟は物事をしっかり至高書に習った仕方で行う為に少しづつ個集にも変化が訪れていて愛と活気に溢れるようになっていた。


やがてノストラダムスの大予言が訪れると言われていた年も無事活気に溢れながら過ぎようとしていた時に世はY2K問題が懸念されている時にそれは起きていた。


ゆっくりだが確実に見えない所で変化が起きていたのだ。


続く。


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