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21話

安藤と福地、林とグループがいつも集まっていた頃から個集に変化が起こるようになっていた。


その頃の私は念願だった開拓証明者となれたが負債を抱えてしまっていた。だが開拓証明者となる事によりエルヒムからの助けがあると信じていたが全く無反応であった。


大会での経験ではこんな時に様々な所からの援助があるはずだが無い。それだけでは無く私を無視した集まりが安藤達により行われてもいたのだ。


そんな中でも一部の良識ある姉妹達は居たが知らずに安藤グループにより取り込まれていたのだ。


毎月出す報告を渡す為にとある日曜日の夜に笹山の家に行くと個集の面々の車が停まっていて笹山の家から何やら楽しげな声が出て特に安藤の声が響いていた。


どうやら私には連絡が無い集まりを行っているようだ。私は茶封筒に入れた報告用紙を郵便受けから玄関にそっと落として帰った。


それを知っても声をかけてくる人は鈴木姉妹一人だけだった。


「久米原兄弟、先週の日曜日は忙しくてお楽しみ会来れなくて残念でしたね」


?しか反応出来なかった。


どうやら何度か開いたお楽しみ会に何時も林から久米原兄弟は忙しいから参加出来ないと聞いていたようだ。


そうやって私を無視する事が当たり前のようになっていたのだ。





そんな私にある仕事が転がり込んで来た。昔みたいなトラックを使う配送業で週に3日の仕事だった。


ところがである仕事日と集会日が重なる事にかる。朝4時に始まり終わるのがよる7時〜9時となり集会に間にわなない不都合が生じてしまった。


そんな事が続くと安藤グループには格好の私排除ネタとなるのだ。この点で率先して悪口を広めたのは林静子だった。


実はこの林は千船個集時代に同じ個集だった事があり当時から理由は分からないが嫌われていた。


林は千船個集の人々に私がすっかり集会も証明活動にも来ない不活発者であると嘘を触れ回っていた。


林がこれほど行動するのには理由がある。


安藤信男への好意を受け入れて欲しいからである。


だが安藤は福地に気がある事は誰の目にも明らかだった。だが一縷の望みを持つ林は安藤の言いなりとなり個集に亀裂を生じさせる第一人者となっていたのだ。



私は間に合わない集会はあるが日曜日の集会を休む事は一度も無く週中の活動にも参加していた。特に活動では沢田と組む事が多く2人での再訪問は有意義な時間ともなっていた。


それでも陰で私への中傷が止む事は無かったが沢田の存在と松尾姉妹の息子の裕一や川村姉妹の娘達が私の中傷を無視して懐いてくれたのが幸いだった。


それは借金を抱えながらの活動の時間に追われる日々の僅かなオアシスであったのだ。


当時を振り返ってみると主導者である岸田は既に個集の人々の信頼を失っていたし笹山の低レベルさには誰もが気づいていたが立場上何も言えない最悪の状態だった。




そんな時に川上兄弟姉妹の息子の明が元気を取り戻し再び必要の大きな個集に移動して行った。



配送業の少ない給料も借金返済や生活費でほとんど無くなるのだが相変わらずガソリンの高騰が続き苦しんでいた。機会があれば必ず笹山は車に乗り込みガソリン代の為に更に空いた時間に実家の手伝い等で小遣い稼ぎをしていた。


そうやって何とかその年も越す事が出来たが何とかしなければならないが何も名案が浮かばない。時間だけが無駄に過ぎて行くのだ。


そしてその年の春過ぎから様々な出来事が立て続けに起こり私にも降りかかる事になるのだ。


続く。

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