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15話

その年の秋口に私は、中川個集に移動した。


中川個集は小さな個集で千船時代の1/3くらいの人数だった。


主導者が西田浩二1人だけで当時助導者はおらず集会全て西田が1人だけで扱っていた。


他に川上兄弟姉妹がおり息子の明は必要の大きな個集に出ており2人だけで集会に来ていた。


スプレンダーホールは池田兄弟の敷地内の倉庫の2階を集会場としてつかわれていた。兄弟は自動車修理工場とガソリンスタンドを経営していて妻がツヤといい広と心…しん…がいて2人で広い心になると後で知った。


パートナーの姉妹達が2組居て私よりずっと年上の水上栄子と金井恵子、私と同年代の河原みさきと酒井夏美が居る。


他にも主婦の姉妹達が幾人もいた。


病気の娘を亡くしたばかりの鈴木姉妹は残された娘奈緒を連れて来ていた。松尾姉妹は1人息子の裕一と来ていてこの裕一5歳と私は大の仲良しになるのだ。


そして川村姉妹と娘2人、小6の智美と小4の恵理がいて私はこの家族を集会の送り迎えをする事になる。親切な大木姉妹も居る。



そして、安藤信男が居る。彼はちょっと前まで実の兄恒男と一緒にといたのだが恒男が必要の大きな個集に任命され今は1人暮らしだが個集の姉妹達の支えと愛情を一身に受け何不自由なく暮らしていた。彼を取り巻いている姉妹達もいるのだ。


この安藤は2面生を持った顔がある。そして突然移動して来た私を面白く思っていなかった。


なのに私は、無理を承知で安藤の家に転がり込んだのだ。それが全ての始まりだったのかもしれない。


安藤は他の姉妹達の前ではいつもニコニコしているが我々2人だけになると笑顔が止み睨みつけられる事がよくあるのだ。


さて、その頃の中川個集は鈴木姉妹の長女の死により雰囲気が暗く沈んでいた。私は主導者の西田の依頼で川村姉妹の家族を集会に送り迎えするようになるのだが姉妹と2人の娘は黙ったままで会話が無かった。


それでも何回か送迎する度に少しづつ話をするようになってくると今迄、自分と娘達は集会へ乗せて行ってくれる人が不定期で個集の重荷と感じていた事や毎回私が送り迎えしてくれる事に感謝している事を話してから親子で心を開いてくれるようになって来た。


そして松尾姉妹の息子の裕一が何時も私に近づき話をするようになると今迄誰にも心を開かなかった鈴木姉妹の娘奈緒までが我々と楽しく会話するようになると個集の面々は奇跡とまで言われるようになるのだった。


自分でも良く分からないのだが前の千船個集でも子供達に人気があって集会の前後には子供達に取り囲まれていたものだった。


ところが、そんな子供達と私を見ながら安藤が憎々しげな顔で睨んでいた事にまだ気づいてはいなかったのだ。安藤は自分以外の誰かが注目される事を極度に嫌っていた。


まして不幸の真っ只中にいた鈴木姉妹を励ます事が出来るのは自分だけだと自負していたので奈緒が私に懐く事でプライドが傷つけられたらしい。


安藤の暗躍が始まり程なくして個集の様々な問題点にも気づくようになるのに時間はかからなかった。


続く。

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