アセンダンツ・ストライク
オロルンは唸りながら、地面から体を起こした。肋骨に、まるで焼けた鉄を突っ込まれたような痛みが響く。
「くそ――よし、よし――いってえ! 肋骨が――くそ、めちゃくちゃ痛え!」
彼は脇腹を押さえながら喘いだ。息が、細かく殴られるように途切れ途切れに漏れる。
ガチャン。ガチャン。ガチャン。
アセンダントの列が、レーザーブラスターを構えたまま前進してくる。
「動くな、犯罪者! お前を逮捕する!」
オロルンは顔をしかめ、口の中に溜まった血を大理石に吐き捨てた。それでも、にやりと笑った――笑いながら乗り切ることこそが、七年間のスコーピオン仕込みの中で唯一、持ち帰る価値のあった技術だったから。
「へっ。選択肢なしってことか」
彼の目が、金色に光る。
「アフターイメージ・ステップ!」
体が、ぶれて消えた。
ドンッ!
何十人ものオロルンが、廊下いっぱいに咲き乱れた。まるで世界が、彼が何人いるべきかを完全に見失ったかのように。
一人は壁に寄りかかり、腕を組んで、腹立たしいほど得意げな顔をしている。もう一人はしゃがみ込んだ姿勢のまま、誰かのフォームに勝手にコメントしようとしているみたいに頷いている。一人は理由もなくゆっくりと回転し続けている。一人は、三十秒前には存在しなかったはずの新聞を読みながら床に寝そべっている。
アセンダントたちが、固まった。
「え、えーと……」
一人が唾を飲む。「まずい! 七死尽の技だ!」
「知るか! とにかく撃て!」
バン、バン、バン、バン、バン!
レーザーが廊下を切り裂き、残像を次々と、無害な光と埃に変えていった。
「待て――あいつ、エレベーターに――」
全員が一斉に振り返る。
オロルンは開いたエレベーターの中に立ち、両手を振っていた。まるで出港する豪華客船を見送る男の、陽気な様子で。
「じゃあな、間抜けども!」
バン、バン、バン――
チン!
扉が閉まった。
廊下に、解体作業後の埃のような静寂が満ちた。
アセンダントの一人が、額の汗を拭う。「……仕留めたか?」
もう一人が息を吐く。「いや、頼むから仕留めてくれ」
チン!
扉が、再び開いた。
オロルンは、まったく同じ場所に、まったく同じ手を振ったままの姿勢で立っていた。表情は、勝利と、じわじわと湧き上がる恐怖の中間で凍りついていた。
彼が瞬きした。
彼らも瞬きした。
深く、共同体的な沈黙が、一拍。
「くそ、階、間違えた!」
彼はパネルに飛びつき、両手のひらでボタンを連打した。
バン、バン、バン――
チン!
レーザーが彼を捉える半瞬前に、扉が音を立てて閉まった。
中で、オロルンは壁に沿ってずるずると滑り落ち、その日一日で使い果たしたスタイルの最後の一滴まで使い切った男の、全身を投げ出すような崩れ方で床に着いた。
「はあ……」彼は天井を見つめながら呟いた。「エレオたちが上まで辿り着いてるといいけどな。もし俺一人でこのビル全部相手にする羽目になったら、誰かが冗談で俺の墓石にそう刻むだろうし、俺はそいつを永遠に化けて出てやるからな」
彼は目を閉じた。ほんの一瞬だけ。息を整えるのに、ちょうど必要な分だけ。
---
一方その頃、エレオたちは――
恐竜が咆哮し、顎から涎の紐が揺れながら、突進してきた。
「おっと、そうはさせんぞ」トニーが笑いながら、骸骨の手を振りかぶり、その鼻面に正面から叩き込んだ。
ドンッ!
頭が横に跳ね――そして、よろめく代わりに、ただ止まった。
「……あー」トニーが言う。
頭が、ゆっくりと戻ってくる。巨大な片目が、「これはもう仕事の範疇じゃない」と個人的に決めた生き物特有の怒りで燃えていた。
「……まずいな」
それが彼を真っ二つに折り曲げる前に、エレオが背後のアセンダントの列に向かって飛び出した。拳には、すでに黒いインクが渦を巻いている。
「インク・バラージ!」
「うわ――いてっ――やめ――なんだこれ、キレた幼児にボコられてるみたいな――」一人が悲鳴を上げた。それは、正直なところ、エレオが聞く余裕さえあれば褒め言葉として受け取ったであろう類の悪口だった。
ケンジはエレベーター群に向かって道を切り開いていた。刃が守りを一つずつ解いていく――劇的に見えるには経済的すぎ、議論する余地がないほど速い動きで。
一方トニーは、まだ数トンの怒れる爬虫類と交渉中だった。
「なあ、我が美しき友人たちよ?」彼が声を上げる。牙の一撃を、凡人なら宗教的体験を得ていたであろう紙一重の差でかわしながら。「そろそろ、手を貸してくれてもいいんじゃないか?」
「心配すんな、トニー! 僕が助ける!」エレオがすでに走り出しながら叫んだ。
ケンジがため息をつき、途中まで振っていた刃を鞘に半分収めて方向転換する。「新入りとしては、これも俺の出番か」
三人が恐竜に向かって収束する――
ドスッ。
それが、跳んだ。
エレオとケンジの目が、完璧に同期した恐怖とともに見開かれた。
「待て――待て――待て――」
ドンッ。
二人がぶつかった。
「うわ――気をつけろ!」ケンジが鋭く言う。
「なんで止まるんだよ!?」エレオが怒鳴り返す。それは、公平に言えば、ケンジも同じように止まっていたことを考えれば、不当な質問ではなかった。
ズドオオン。
恐竜が、二人の真上に着地した。意見を持った鱗の雪崩だった。
沈黙。
そしてトニーが、完全に我を忘れた。
「おおおおお、お前ら二人、まんまと釣られたな」彼は、心底嬉しそうに骨の手を打ち鳴らしながら笑った。「あの恐竜に十点満点中八点をあげよう! 見事な誘い! 体重の使い方が完璧! スターの誕生だな!」
数百キロの激怒したトカゲの下から、くぐもった声が返ってきた。「この野郎!」
トニーは、一度も涙を流したことのない眼窩から、存在しない涙を拭う真似をした。「実に。戦術的天才の獣だ」
その批評に同意したかのように、恐竜は次にトニーへと注意を向けた。爪のついた足が一本、意図を持ってドシンと前に踏み出す。
トニーの笑みが、揺らいだ。「おほ。おほほ。待て――」
爪が振るわれる。彼は左に、右にと身をかわし、手袋をはめた指を一本、その目にまっすぐ突き入れた。
「ぶすっ」
「ぎゃおおおおおおっ!」
恐竜が仰け反り、金切り声を上げた。
ケンジが大理石から体を引き剥がし、唸る。忍耐が、ついに全額換金された瞬間だった。「もういい」
一連の滑らかな動き。一閃。尻尾を狙って。
悪手だった。
恐竜の目が飛び出さんばかりに見開かれ、尻尾が投げられた鎖のように前方へ振られる――
バシィッ!
ケンジが、宙を舞った。
「うわあああああああ――」
ドッシャアン!
彼は木箱の山に頭から突っ込み、まるでその存在すべてを賭けて何かに巻き込まれるのを待っていたかのような熱意で、山ごと崩れ落ちた。
エレオが唸りながら体を起こす。「よし。もう限界」
彼は両手を打ち合わせた。インクが両手の周りに流れ込み、指が長く暗い砲身へと折りたたまれていく。
「インク――」
トニーの眼窩が、大きく見開かれた。「待て――待て、ちょっと待――」
「――キャノン!」
ズドオオオン!
巨大な爆発が廊下を切り裂いていった――まったく予定になく、極めて品位に欠ける形で、トニーごと巻き込みながら。
煙が廊下いっぱいに立ち込める。
沈黙。
煙が晴れると、恐竜は完全に無傷のまま立っていた。鱗がきらめき、インクが、良い防衛契約を最近結んだばかりのアヒルの背から水が滑り落ちるように、その体表を伝い落ちていく。
一方、トニーは床に大の字に倒れ、頭のてっぺんから足の先まで真っ黒に塗れて、誰も頼んでいない現代アート作品のようになっていた。
床から、震える親指が一本、立ち上がった。
「俺は……無事だ」
恐竜が鼻を鳴らし、鼻孔から煙を漂わせながら、床に爪の跡を引っ掻いた。まるで、この特定のテーブルにはもう限界だと決めたメートル・ドテルのような目で、一同を見据える。
エレオが、胸を大きく上下させながら見つめた。「なんでこいつ、こんな強いんだよ!?」
ケンジは、木箱事件など単純になかったことにすると決めた男の落ち着きで、体の埃を払いながら言った。「もっといい考えがある」
エレオの顔が、ぱっと輝いた。「おお! おお、教えて!」
ケンジは、すでに開いたエレベーターの中に立っていた。
「逃げる」
エレオの顔が、崩れ落ちた。
「置いていかないでよ!」
ゴオオオオオオッ!
恐竜が突進する。エレオはその鼻面を飛び越え、トニーの襟首を掴んで走り出した。
「急げ!」
ケンジがボタンを叩く。扉が閉まり始めた、まさにその瞬間、獣が飛びかかり、顎が、半瞬前までエレオの尻尾があった場所を、髪一筋の差で噛み損ねた――
チン!
消えた。
---
エレオとケンジは二人とも、長く、震える息を吐いた。
それから、エレオの顔が、ぴたりと凍りついた。
「あ、やべ」
ケンジが片眉を上げる。「何だ」
エレオはゆっくりと、まだインクを滴らせている――紳士というより、意見を持ったインクの染みのようになっている――トニーの方を振り返った。
「オロルンのこと、忘れてた」
ケンジが瞬きする。「……誰だ、それ」
エレオが後頭部を掻く。「うん、彼は――その、説明しにくいんだけど。市長を暗殺しようとした人」
ケンジの眉が、寄せられた。「……なんで市長を暗殺しようとした奴のことを、忘れられるんだ」
「だって、クルーに入るんだもん!」エレオが、いつも通り明るく言った。
トニーが、インクを指の骨から一本ずつ弾き飛ばしながら、ほとんどついでのように付け加えた。
「あいつはスコーピオンだ」
エレベーターが、静かに唸り続けていた。
ケンジは、しばらく何も言わなかった。
「……スコーピオン」
「ああ」トニーが、自分の袖から目を離さずに言った。
一拍。
「それは――」ケンジが言いかけ、止まった。顎が一度動き、言葉がどこかで詰まった。「あの、暗殺者組織の。あのスコーピオンか」
トニーが、ようやく顔を上げた。ケンジの表情に映った何かを見て、彼のいつもの笑みが、もっと静かで、もっと年老いた何かに落ち着いていった。
「……ああ」彼は、もう一度、今度はもっとゆっくりと言った。「あのスコーピオンだ」
誰も、口を開かなかった。
エレオは二人の間で視線を往復させた。恐竜との戦いで残っていたアドレナリンが、顔からすっと引いていくのが自分でも分かった。まだ名前をつけられないながらも、何かが変わったことは、彼にも分かった。
「ケンジ?」彼は、慎重に言った。
ケンジの手は、体の横で拳に固まっていた――ゆっくりと、ほとんど無意識に。まるで、体が頭より先に決断を下したかのように。
彼の声が、低く出た。
「あいつらは、スワーズマン島を襲った連中と同じだ」
エレベーターが、一瞬前よりも狭く感じられた。
「スワーズマン島?」エレオが、同じくらい静かに、部屋の空気に合わせて尋ねた。
トニーが咳払いをした。今回だけは、そこに何の演出もなかった。
「剣士が生まれるか、あるいは修行のために送られる場所だ。島全体が、それ以外の何もない」一拍。「お前が、そこの出身だとは知らなかった」
ケンジは、すぐには答えなかった。その目は、誰も追えない場所へと向かっていた。
「美しい場所だ」彼は、やがて言った。
声が、暗くなる。
「スコーピオンが襲ってくるまでは」
---
彼の意識は、過去へと漂った。
スワーズマン島。
時に触れられない土地。子供の頃から剣を極めるために修行する戦士たちの場所。王もいない。貴族もいない。腐敗もない――ただ剣士たちと、体を支える背骨のように彼らを繋ぎ止める『掟』だけがあった。
島の中心には大道場が立ち、最も熟練した戦士たちが集い、グランドマスターが、歴史上のあらゆる伝説的剣士が少なくとも一度は触れた伝統を見守っていた。
だが、その平穏は、スコーピオンが来た時に砕けた。
ケンジは、八歳だった。
新鮮な竹の香りを乗せた海風が吹く中、彼は中庭に立ち、木刀を両手で握りしめていた。まだ完全には制御しきれない集中力で、拳の関節が白くなるほど強く。
向かいには、兄のマーシャルが立っていた。長い青髪が風に揺れ、すでに半分からかい気味の、気楽な笑みを浮かべている。
「ほら、ケンジ。突っ立ってるだけじゃ強くなれないぞ」
ケンジが鼻を鳴らし、握りを強める。「まだ準備できてなかった!」
「剣士はいつだって準備ができてるもんだ。もう一回」
彼は突っ込んだ。持てるすべてを込めて振り抜く――
カツン!
マーシャルは、労なくそれを受け止め、ケンジが顔から地面に突っ込む前に、シャツの背中を掴んで支えた。
「おっと。力が入りすぎだ。制御が足りない」
「チッ。兄さんが強すぎるだけだよ」
「なら、もっと強くなれ」マーシャルの笑みが、優しいものへと和らいだ。それが、ケンジがこの先ずっと持ち続けることになる、その表情の最後のバージョンだった。「いつか、お前は俺を超える」
「本当にそう思う?」
「思うんじゃない。知ってるんだ」
大道場の鐘が、鳴った。
その音は、剣士が一人倒れた時にしか、島に響き渡らない音だった。
ケンジは混乱しながら、群衆の後を追い、島の中心へ、儀式用の白い衣をまとった戦士たちや教師たち、生徒たちの元へと向かった。
中心には――棺があった。
息が、止まった。
彼は必死に群衆を見渡し――そして、それを見た。マーシャルの剣が、棺の蓋の上に横たえられていた。
心臓が、一瞬、動くのをやめた。
グランドマスターが前に進み出た。年月を刻んだ目が、重たげだった。
「マーシャルは、真の剣士であった」その声は落ち着いていて、その落ち着きが、これほど耐え難く響いたことはなかった。「彼は、この島を穢そうとした暗殺者たちからこの島を守り、命を捧げた。彼は討たれた――スコーピオンによって」
ケンジの全身が、震えた。
「……嘘だ」
両手が、拳に固まる。
「嘘だ――嘘だ、兄さんが死ぬわけない」
彼は振り返り、群衆の中を必死に探した。誰か、この記録を訂正してくれる者を求めて。「マーシャルは強いんだ! 誰にも負けるはずない!」
グランドマスターが、しっかりと彼の肩に手を置いた。ケンジは見上げた。視界が滲んでいた。
「強さだけが、勝敗を決めるわけではない。剣士の運命は、彼が選ぶ戦いによって決まる」
「……兄さんは約束した。僕が兄さんを超えるって、約束したんだ」
グランドマスターは、深く、老いたため息をついた。「ならば、超えろ。彼の剣を取り、お前自身の道を切り拓け」
ケンジは、その刃を見つめた。ゆっくりと、彼の手が柄を握りしめる。その握り方の形を中心に、彼の中の何かが、永久に組み変わっていった。
心は、悲しみで重かった。魂は、まったく別の何かで燃えていた。
彼は強くなる。
マーシャルを超える。
そしていつか、兄を殺したスコーピオンを見つけ出し、自らの手で斬り伏せる。
---
エレベーターは、階数の表示を無関心に上げ続けながら、唸り続けていた。
現在に戻ったケンジの拳が、握りしめられる。記憶が、ようやく彼を解放していった。
誰も、口を開かなかった。
トニーは、珍しく、冗談に手を伸ばさなかった。ただそこに立ち、インクに濡れたまま、いつになく静かに、まるで頭の中で静かにページを書き直しているような目で、ケンジを見つめていた。
エレオは、ケンジの表情を見つめていた――どこか遠くへ行ってしまって、まだ完全には戻ってきていない、その様子を。
「……大丈夫か?」
ケンジが、ゆっくりと息を吐き、拳を緩めた。まるで、その問いが、もう一度立つための足場をくれたかのように。
「大丈夫になる」
彼はエレオを見た。声は低く、平坦だった。
「お前の言う通りであってほしい。オロルンについて。あいつが、もう連中の一員じゃないっていうこと。本当の意味で」
彼の青い目が、エレベーターの光を受けて止まった。
「もし、そうじゃなかったら――」
一拍。その沈黙の中に、彼の島がこれまで彼に授けてきたすべての不文律が、とぐろを巻いて、敬われるか、破られるかを、辛抱強く待っていた。
「――俺が、自らの手であいつを斬る」
エレオは、いつもより遅く、いつもの弾みもなく、頷いた。
「……わかった」彼は言った。そして、今回だけは、それ以上踏み込まなかった。
エレベーターは、上昇を続けていた。
---
三階下では、オロルンがまだ自分のエレベーターの床に座り込んでいた。頭を壁に預け、片手を陥没した肋骨に押し当てて――そうすれば、それが大人しくしていてくれるとでも言うように。
「生き延びたことに十点」彼は、天井に向かって呟いた。声はかすれ、半分笑いに近かった。「スタイルに十点。あの間違った階のやつは――ゼロ点だ。あれは、二度と口にしない事件の金庫にしまっておく」
彼は目を閉じた。
彼の遥か上では、うさぎの耳を持つ子供と、非の打ちどころのない礼儀を持つ骸骨が、この地図上でただ一つ、彼の歯を無条件に軋ませる島の出身の剣士に、彼のことを取り成してくれていた――彼自身は、まだそのことを知らなかったが。
「嵐は、まだ来る」彼は静かに言った。誰にでもなく、天井に向かって、そして――かつて「スコーピオンがきれいに殺すこと」と「スコーピオンがきれいに生きること」を同じことだと信じていた、かつての自分自身に向かって。
「とにかく、まず頂上まで辿り着かなきゃな」
肋骨が、大声で異議を唱えた。
それでも彼は、それを笑いに変えた。
捨てようとした後でも、いくつかの癖は、消えずに残るものだった。




