第5話 首都レグリス
天高く聳え立つ、そう、アキラの記憶で言う摩天楼のような木々の中に連なる巨大な城壁と門。
そこを潜った先にその街はあった。
うっすらと霧に包まれた街。
信じられない大きさの巨木に囲まれ、薄暗い町は太陽を知らず、立ち並んだ街灯の明かりが柔らかく照らしていた。
巨木と一体化した家々は、まるで童話の絵本のような光景だった。
森と山が面積の9割以上を占める大陸、ルフォレスフューテの中央よりやや西。
ルザリス帝国首都レグリス。
「す・・・・・・すっげぇ! めっちゃファンタジー!」
「い、いきなりどうした? ふぁんたじー?」
興奮のあまり発してしまった突然の奇声にアルヴァインは驚く。もちろん、ファンタジーなどという言葉は学習もしていないので翻訳無し。当然彼らには伝わらない。
「ま、まぁ雰囲気だけはいいわよね、この町。私も最初きたときは素敵な雰囲気だって思ったもの」
どうやらエルザは俺の興奮が少し伝わったらしい。
「何にせよ無事に帰ってきた。そいつを喜ぼうぜ」
「まずは冒険者ギルドに向かいましょう。一応ギルドの調査依頼の任務っていう形式をとっているのだし」
入口にいる兵士に、アルヴァイン達はなにやらプレートのようなものを出し、少し会話をして中に入ってゆく。手招き・・・あ、俺も行くのか。
「ほら、行くわよ。いつまでぼーっとしてんのよ」
本当に見入ってしまった。これは確実に俺が知ってる中世ヨーロッパのファンタジーテイスト。
焦がれに焦がれた異世界転生だ!
微妙に違うが、ほぼ異世界転生だろう!
その時、俺の心は決まった。
この世界、ま、ジェイクである俺が作ったと言っても過言ではないのだが・・・
俺はこの世界を全力で楽しんでやる!
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苔むした石畳の道を30分ほど進んだところに、割と大きな建物があった。
木造で白い壁、所々にツタが絡まっており、屋根は青い瓦のような屋根だ。
「ここが冒険者ギルドよ」
ギィ、と音を立てて割と厚く、大きな扉が開く。
中は少し暖かい。
森の中は軽く肌寒さを感じるほどだったが、建物の中は温かかった。
それにしても暖炉とかは見当たらない。なんだろう。
『外気温は18.6℃、室温は24.1℃です。熱源を探査します・・・右斜め前方、約12メートル先のオブジェからゆっくりと暖かい空気が排出されています』
なるほど。感覚だけじゃなく、正確にそんな事もわかるのか。便利な体だな。
「ああ、あれは暖房の魔道具だよ!」
俺の目線だけで察してくれたフィオナが教えてくれた。
「あれは何で動いてるんだ?」
「何って…魔石だよ?」
何を当たり前のことを。そんな雰囲気が伝わってくる。
「まさか、アキラは魔道具も知らないのか?」
「あ、ああ、ああいった道具は初めて見た」
「ほええ・・・すっごい田舎から来たんだねぇ」
「んー、田舎って言うわけじゃ無いんだけど、俺たちは雷の力を使って道具を動かしたりしてたかな」
電気って言っても伝わらないだろうから、ちょっとファンタジー的な言い回しをしてみる。
『それは正確ではありません。電気エネルギーに頼っていたのは旧地球文明までです。ジェイクのいた時代を現代とすれば、他にも様々なエネルギーを利用していました』
そ、そうなのか。ちょっとその辺りも知識としてインストールをお願いしたい。
科学知識はジェイクを標準で頼む。
『・・・インストール開始・・・・・終了。正常に知識の連結を完了しました』
よし。
ってマジか。完全にSFですよこれは。ジェイクの知識は完全にSF!
現代日本人が異世界に来るってだけで胸熱だというのに、現代日本からSFの知識と装備を得て正統ファンタジーの世界ですよ!! キタコレ!!!! いや正確には俺の存在は記憶の断片だけな感じだけれども!!!
って思考加速で脱線しまくった。
「雷の力・・・ね。逆に私たちはそういった道具を知らないわ。世界って広いのね。そういえば、あの施設の中も、魔力の流れが無かったけど動いていたわね。調査したら何かわかるかしら」
どうやらエルザはその手の話に興味があるようだ。
「んじゃ、俺たちは任務完了の報告をしてくる。アキラはそこの食堂で時間を潰しててくれ。金なら心配するな。道中でアキラが倒した分も俺たちが預かっている。ギルド職員にその報酬を届けさせるからな。なに、腹が破裂するまで食べたって大丈夫なくらいの報酬はあるだろうさ」
「ギルドの食堂は前払いじゃなかったかしら?」
「そうだったか? それじゃ先に少し渡しておくよ。銅貨・・・20もあれば十分だろ」
「それじゃ、行ってくるね!」
4人がカウンターに向かったので、俺も言われた通りギルドに併設された食堂に向かう。
これはアレか、テンプレ的な何かがあるのか!?
・・・と思ったけど、おとなしそうなエルフの人が普通に食事をしてるだけだな。
さて、これは案内されるタイプの店ではないな。とりあえず適当に座ろう。
「ハイ、お客さん。お食事ですか?」
座った俺に話しかけてくるのはかなり若いエルフの少女。店員さんだろう。
「食事でお願いします」
「銅貨7枚ですがよろしいですか?」
「え? あ、はい、お願いします」
慌てて銅貨を手渡す。
「かしこまりました~」
スーッと厨房の方に行こうとする店員。
「あ、あの、メニューとかは無いんですか?」
「…メニュー? 食事は日替わりで一種類だけですが」
「あ、そうなんですね、それじゃ、それでお願いします」
「はい、かしこまりました」
そうか、メニューとかそういうのは無いのか。
『文明レベルを察するに、識字率が低い事が推察されます』
ああ、なるほど。俺が暮らしてた日本やジェイクの時代じゃ無いんだ。皆が字が読めて当たり前、なんて事は無いのか。
ふと周りを見回してみる。
お、ギルドの方に依頼表らしきものが大量に貼ってある掲示板のようなものがあるな。どうせ暇だし見に行ってみるか!
「・・・・・・・読めない」
当然の事だった。そもそもちょっと前まで言葉すら分からなかったんだ。読めるわけないじゃないか。
「兄ちゃん読めないのか? 俺代読屋だけど、入用かい?」
おお、そんな仕事があるのか。
見たところこれまた若いエルフの少年だ。
「お願いするよ」
「よし、それじゃ、依頼表一枚に付き銅貨1枚だ。どれを読めばいい? あ、難易度の高い任務は頼まれりゃ読むけど、兄ちゃんランク低いだろうし受けられないからな!」
さて、それじゃどれを読んでもらおうかな。
『文字を解析中。データベースの言語を基に該当文字を解読中。情報の補完のために次の3点を読んでもらう事をお勧めします』
よし分かった。
「それじゃ、これとこれ・・・あとこれも頼むよ」
「良いけど・・・たぶん最後のは兄ちゃん受けられないぜ?」
「ああ、構わないよ。気になるから読んで欲しいだけなんだ」
「兄ちゃん変わってるな。じゃあ読むぜ。最初の右のやつだ。えーと、採取依頼。魔力回復薬の原材料となるマジックリーフの採取依頼。根付きの状態で1束10本、最低5束からの納品。報酬は1束につき大銅貨2枚」
なるほど、AIが求めているのは魔法関係のワードか。魔力がある世界だ、これはマジックポーションか何かの原料になるって事じゃないか? ワードを聞くだけでワクワクしてくるぜ!
「じゃ、次いくぜ。討伐依頼。樹海迷宮に発生したマルダゴッサの群れの討伐。目撃情報から、推定30匹ほどの群れと思われる。マルダゴッサはマナドレインのスキルが厄介だ。十分な準備をして討伐に向かわれたし」
何だよマナドレインのスキルって。なるほど、そういうのはデータベースに無いよな。
「じゃ、次で最後のだ。えーっと、魔道具の修理依頼。リターンプレートが物理的衝撃を受け、破損したようだ。破損の具合を確認し、修理可能なら修理を、修理不可能なら新たに作成をお願いしたい。さて、こんなところだけど・・・兄ちゃん魔道具師じゃないだろうし、最後のは無理だろう?」
「そうだなー。ちょっと魔道具は作ったことないかな」
『読み上げたもので保管完了。発音化は95%ほど、推定で76%ほどの言葉を識別可能です』
すげーな。このちょっとの間にほとんどの文字が読めるようになるとか。
「じゃ、三枚で銅貨3枚な!」
「はいよ」
俺は銅貨を少年に手渡す。
「ところでさ、この辺じゃ銅貨1枚で何が買えるんだ?」
「なんだ、兄ちゃんこの辺りに来たばっかりなのか?」
「ああ、この辺の相場を知っておきたい。情報料で銅貨追加3枚でどうだ?」
「ああ、良いぜ! そうだな、この辺で銅貨1枚って言ったら、黒パン2つ分くらいかな。野菜ならレータが1個、ジヤーガなら3個ってところさ。ちなみに、この辺で一番安い宿に泊まりたいなら猫柳亭で、大銅貨1枚で泊まれるぜ。ただし部屋は共同だけどな。おいらのお勧めは『朝の霞亭』ってところで、ここは個室で大銅貨3枚、追加大銅貨1枚で朝と晩に飯が食えるぜ!」
『先ほど街中で記録した映像と音声データも複合的に考慮して、おそらくアキラの時代のレートですと、銅貨1枚が約150円相当、大銅貨1枚1500円相当というところかと推察されます』
「そうか、良い情報をありがとな!」
俺は満足して銅貨5枚を手渡した。
「おお! 兄ちゃんありがとな!! また困った時は使ってくれよ!」
「ああ、こちらこそありがとう!」
さてと、今得た情報を整合してインストールをお願いしようかな。
『情報の整合、インストールを開始。55%、80%、100%、正常に完了しました』
早い。 で、インストールが完了、という事で・・・
おお! 読める! 読めるぞ! 私にもここの文字が読める!
あまりにも意味不明な現象で、ちょっとハイになってしまう。
しかし想像してみてくれ。 突然字が読めて意味が理解できるとか、現代日本人ベースの俺としては意味がわからんのだよ! AI! 学生時代に出会いたかった!!
とりあえず一通りの依頼を読む。そろそろ席に戻ろう。
少し待ったところで料理が運ばれてくる。
スープ? というかシチュー? それとサラダ的な野菜を盛り合わせたものが少し、それに黒パンだ。
シチューが割と深いボウルでボリュームたっぷりだ。
冒険者というくらいなのだから肉体労働。やはり食べる量が皆多いのだろう。
「いただきます・・・」
ではまず一口、シチューから。
!?
めっちゃ味薄い!!
そして謎の香辛料、ハーブというか慣れない花のような風味がして合わない!
正直マズい! 日本人だった記憶だけじゃない。ジェイクの記憶と照らし合わせてみても味が薄いしマズい。
『おそらく塩が貴重なのでしょう』
なるほど。
この世界だと流通が発達していないからな。
塩が貴重だとするとこの味も仕方がないのかもしれない。
そして黒パン。
・・・固い。
やはりこれはちぎって浸して食べるタイプのものか。
ふう、ちょっと期待していた異世界初の食事は、見事に期待を裏切られた。
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「おーい、アキラ~!」
食後ゆっくりしているとアルヴァイン達が戻ってきた。
「待たせたな!」
「いや、食事をしてゆっくりしていたから大丈夫だ」
「そうか。それじゃ俺達も食事にしよう。で、いくつか話すことがある。聞いてくれ」
そういうとアルヴァインは給仕を呼んで注文した後、こちらを向いて真剣な顔をする。
「まずは清算の話だ。今回討伐した魔物の売却益だが、これは討伐記録に基づいて分配する。一般的なやり方だが、構わないか?」
「ああ、問題ない」
「それで、今回アキラが討伐した分がこれだ」
そう言ってアルヴァインが出したコインが、
銀貨12枚、大銅貨5枚、銅貨8枚。
割とくすんだり若干変形も見られるが、古代の貨幣って感じで見た目からしてワクワクする。
「で、多分だがアキラはこの国の貨幣について知らないだろう?」
「ああ、教えてもらえると助かる」
「まずは単位だが、ある事はあるのだが、一般市民の間ではあまり使われない。商人の商取引や大きな組織になると聞くこともあるが、一般市民は銅貨何枚、みたいな数え方をしている。で、基準となるのが銅貨なんだが、銅貨一枚で1ガルドだ」
なるほど。識字率の低さ、つまり教育水準の低さというものを感じる話だ。
「で、銅貨10枚で大銅貨1枚、大銅貨10枚で銀貨1枚となる。一般的な人が使うのは銀貨までだ。その上になると、少しややこしい。銀貨20枚で小金貨1枚、小金貨20枚で大金貨1枚。大金貨10枚で聖ミスリル貨1枚となる。ミスリル貨は正直見たことも無い」
なるほど。
先ほどの日本円レートで考えると、
銅貨 = 150円
大銅貨 = 1500円
銀貨 = 15000円
小金貨 = 30万円
大金貨 = 600万円
ミスリル貨に至っては1枚で6千万円もの価値があるのか。
まあ、円換算と言っても、あくまでも目安にしかならないけどな。
例えば流通なんかは俺のいた時代とはまるで違う。大銅貨一枚で国中どこでも荷物が届く、なんてことはまずありえない。
「価値についてだが、大体4人くらいの家族なら、一月に銀貨10枚くらいで暮らすことができる」
なるほど。ところで一月というのは俺の感覚と同じなのか?
思考を加速する。
『いえ、若干のずれがあります。まず1日ですが、自転の速度が違うため、標準時換算で1日がおよそ25.2時間です。なお、ジェイクの時代の標準時間も旧地球文明と同一です』
一日が長く感じるって事か。
『はい。ですが、感覚制御によりその辺りの差はなるべく感じないようになっています』
そうか、それはありがたい機能だ。1時間ちょっととはいえ、だんだんズレることで体にどんな影響が出るか分からないからな。
『そして、一週間は6日。一月は5週。人々は大体5日働いて1日休む、というのが標準なようです』
一月が30日か。まあこの辺りの感覚は過ごしているうちに慣れてくるだろう。
『一年は12か月です。この辺りの類似性は面白いですね。ジェイクが干渉したわけではないのですが』
確かに面白い。興味をそそられるテーマだが、今は事実を受け止めるだけにしておこう。
思考を戻して話を聞く。
「これで自分の手にした金の価値が大体わかったか?」
「ああ、一回の探索でこれほどまでに稼げるとはな」
「俺たちはこれに、ギルドからの依頼料が入ってくる。ただ、金額が大きいとはいえ、命がけだ。能力が無いものは命を落とすだけ。命の値段と考えると安いという人もいる。これが俺達『冒険者』の仕事だ」
「ま、ちょっと前までは『ハンター』だったんだけどね~」
「冒険者? ハンター?」
「あー、その辺の違いも説明するか。
まず、俺たちが以前所属していたのはハンターズギルド。そこに登録してハンターというのをやっていた。
そして今は冒険者ギルドに所属する冒険者だ。
仕事の内容で被る部分もあるんだが、ハンターは主にモンスターの討伐を仕事としている。
そしてハンターズギルドは各国家が運営する機関だ。国からの依頼を、国が認定したハンターが行っていると考えていい。
冒険者ギルドはそれとは違って、完全に民営化されていて国家から独立した組織だ。
最大の特徴は、国が変わっても冒険者は身分が保証されていて、どこの冒険者ギルドも使う事が出来、依頼を受けることができるんだ。依頼は主に護衛、調査、後は民間から委託された雑事だな。もちろん討伐依頼もあるが、討伐だけならハンターズギルドの方が多い」
そうか、国家が運営するハンターは、国が変われば資格として使えない、国内だけの認定制度で、冒険者は国際的な資格、そういうイメージか。
「まぁ俺たちは以前いた国でトラブって出てきたんだが、その話は置いておこう。で、単刀直入に言う。冒険者の資格を得てくれ。今のアキラは全く身分が保障されていない。これではこの町で普通に暮らす事も、ここから移動する事も難しい。まずは俺達、というか皇帝陛下の勅命なんだが、後ろ盾があるうちにきちんと身分を整えて欲しいという事だ。幸い、アキラにはその能力があるからな」
「なぜハンターじゃなく冒険者を?」
「そりゃあ見たところヒュームだからな。この国の気候は合わないだろ?」
「もしかして、この国はどこもこんな感じなのか?」
「ああ。ここエルフの国ルザリスは、巨大樹海の元に繁栄する森の民の国。気候の特徴は通年ジメジメだ」
「それは厳しいな・・・」
いくら何でもこのジメジメの気候で、何年も過ごす気にはならないな。
ハンターという選択肢はアリだが、さすがにこの国ではやめておこう。
それでも身分の証明は欲しい。するとやはり選択肢としては冒険者がベストか。
アルヴァイン達もよく考えてくれているんだな。ありがたいアドバイスだぜ。
「ところでヒュームというのは俺達みたいな種族の事か?」
「相変わらず常識が無いな。ああ、俺達みたいなヒューム、そしてこの国の主な住人のエルフ、他にも小人族やドワーフ、リザードマン、ビースト、様々な種族がいるぜ。ちなみに俺たちのパーティにいるフィオナはエルフとビーストのハーフなんだが、両方の特徴が混じっている珍しい奴なんだぜ」
「普通はどっちかの特徴に寄るのか?」
「ああ、そうなんだよ。見た目が混じる事はものすごく珍しい」
「そうか、色々大変そうだな」
「まぁ、そういう事もある事はあるが、俺たちの国では真逆だったな。『ケモミミは正義』なんて叫ぶ、自称紳士淑女の方々が多くてな。俺は別に興味が無いんだが、ランスロットはケモミミ教徒だ」
「…おい、俺を勝手に変な宗教に巻き込むな。好きな事は否定しないが」
「ってなわけさ」
無口だと思っていたランスロットの性癖が暴露された瞬間である。
「ぶー! 私の話で勝手に盛り上がらないでよ!」
「悪い!
さて、話を戻すんだが、この後アキラに冒険者の資格を取ってもらった後、すまないが明日は皇帝陛下に謁見して欲しいと頼まれている。もちろん俺達も同行する」
「皇帝陛下・・・? 謁見?」
「ああ。もとはと言えば皇帝陛下勅命の調査依頼で起きたことだからな。報告はしたんだが、やはり皇帝陛下に直接謁見する事になったんだ。おそらくそこで今後どうするか決めることになるだろう。現状も把握できてないかもしれないが、ちょっと考えてみてくれ。お、飯が来たな。ちょっと喰わせてもらうぜ」
「ああ」
今後、か。
俺はどうしたい?
いや、悩むまでもない。
俺はこの世界をとことん楽しんでやる!




