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ボッチの俺がハーレムを頑張って作るまで  作者: HIRO
お姉さんハーレム編
14/23

再開と謝罪

「んー・・・」

「祐樹さん!!」


 俺はゆっくりと目を開ける。視界がぼやけてて何も見えないが・・・。ぼんやり雪さんの顔かなって分かるぐらいだな。


「祐樹さん!大丈夫ですか?」


 そういえば、俺どうなってんだ?いまいち思い出せないんだが・・・。


「よかったです・・・祐樹さん突然気を失ってしまいましたから」

「そっか・・・」


 確か何かがあって気を失ったんだよな・・・。って俺今どういう状況!?この頭にある柔らかい感触、真上にある雪さんの顔。これはまさか・・・


「膝枕!?」

「祐樹さん?ダメですよ」


 俺は起き上がろうとするが、なぜか雪さんに押さえつけられて起き上がれない。なんの羞恥プレイなんでしょうか?


「まだ、体調は万全ではないですから、しばらく横になって体を休めてください」

「・・・恥ずいんだけど」

「我慢してください。それより、祐樹さん。挨拶する人がいますよ?」

「挨拶?」


 そういえば、誰かが来たような気もするな・・・。


「・・・久しぶり。祐樹君」


 俺はこの声を聴いてすべてを思い出した。詩乃さんが来ていたんだよな・・・。


「久しぶりですね。で、今さら何をしに来たんですか?」


 俺はあえて、キツい感じで尋ねる。あの日どうして突然いなくなったのことは、俺は許せない。器が小さいって思うかもしれないが、あの時の俺には詩乃さんが全てだったんだしな。


「・・・やっぱり怒ってる?」

「そうですね。あの時の俺には、詩乃さんの優しさがとても支えになってたし嬉しかった。だから許せないし、せめて一言何か伝えてほしかったんだよ。それに・・・」


 俺はこの言葉を言うか迷った・・・。もうすでに遅い事だしな。だけど、この機会に言わないとな。


「・・・祐樹君?」

「詩乃さんに俺を引き取ってほしかった。あの時の俺はすべてを失った・・・。母も姉も居なくなって、親戚は見て見ぬふり。だけど、詩乃さんは俺に温かさをくれた。だから!・・・家族になりたいと思ったけど、叶わなかったし、何も言わずに去った。その時に俺は思ったよ。俺には誰も味方がいないし、ずっと孤独なんだろうなって・・・。だから決めたんだよ。家族なんて消えていくならいらないし、愛する人が出来てもその気持ちを殺せば済むってことをな」

「・・・」


 詩乃さんは俯いたまま、何も言わない。まぁこれで嫌われてもいいって思ってる。俺はずっと一人で生きていくんだからな。


「・・・私は祐樹君を助けたかった。だけど気づいた。今の私祐樹君も満足に助けれないってことに。きっと祐樹君と家族になっても、私は祐樹君も闇を少なく少なくすることはできない。傷のなめ合いにしかならない」


 詩乃さんの表情は見えないが今にも泣きそうな感じの声って事は分かる。


「・・・ごめんなさい。だから私は出ていった。そして、私は祐樹君みたいな子たちを少しでも楽にしたいと思った。だから、心理学の勉強をしてカウンセラーになった。」

「・・・そっか。理由を聞けて良かったよ。なんかスッキリしたし満足だな」

「・・・ごめんなさい。祐樹君を一番に助けないといけなかったのに私は・・・」

「気にしないでください。俺はもう一人で生きていけてますし、過去はもう受け入れてますから大丈夫ですよ」


 涙を流し始める詩乃さん。風邪の俺に向かって泣かれても困るんだけど。というか、みんな俺が風邪なのに集まるってどういうことだよ。休ませる気あるのか?


「ふむ・・・そろそろいいかね?」

「なんですか?日向さん?」


 日向さんが詩乃さんを落ち着かせるように背中を優しく撫でながら話し始める。


「私は今日の祐樹を見て思ったのだよ。1人では厳しいのではないかとな」

「それは風邪を引いているだけだから、全く問題はないぞ」

「本当にそうかい?確かに料理も掃除も何から何まで一人でやっているのは素直に感心するぞ。だが、それは祐樹が無理してやっていることもあるのだろう?」

「・・・そんなことはない」


 俺は日向さんの言うとおりだと思う。確かに無理をしている時はあったが、1人だし俺自身がやるしかないんだからな。


「だけど、これだけは気づいてほしいのだ」


 日向さんは雪さんの膝枕で横になっている俺に近づき優しく俺の頬に手を添える。


「祐樹のことを心配している人がいるってことにだ。むろん私もその一人だ」

「私もですよ。祐樹さん」

「・・・私も」


 確かに心配してくれるのは嬉しいが、俺には最悪な過去があるし関わらない方がいいんだけどな・・・。


「俺には・・・」

「祐樹さん、私達に祐樹さんの過去を話してください。私達は受け入れますし、離れませんから。だからお願いします」


 三人の目が真剣だしまぁ話すとするか。知ってもらってた方がよさそうだし。そっちの方が余計な心配掛けなさそうだしな。


「そうだな。それじゃあ俺がこの家に戻って来た時からだな。あれは三月のことだな・・・」


こうして、俺は三人に過去を話し始める。雪さんの所でバイトをすることになるまでの出来事を。


次回から、祐樹の過去編となります。


感想・評価待ってます!!お読みいただきありがとうございます!!

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