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ボッチの俺がハーレムを頑張って作るまで  作者: HIRO
お姉さんハーレム編
13/23

三つ巴から四つ巴

いや、なんでこうも昔の夢を見たのか・・・。忘れたくても忘れられない記憶ってやつだけど、にしても見すぎだぞ。まぁ見たものはしょうがないし気持ちを切り替えて、ここは汗を拭いて服を着替えるとするか。


 ――――――――ピンポーン


 「うん?こんな時間に訪ねてくるって誰なんだよ。セールスマンやったら縛いてやるからな」


 俺は玄関のドアを開けると、知っている二つの顔があった。


「雪さんに日向さん・・・どうしたんですか?」

「少し話があるのだ。だから少し家に入ってもいいかい?」

「それは別にいいですけど?」

「では、お邪魔するとしよう」

「お邪魔します」


 雪さんと日向さんが家に来るのはいいが、雪さんとは今は会いたくないんだけど・・・。昼間にあんなことがあったわけだし。


「それで、話ってなんですか?」

「それはまだ言う訳にはいかないのだ。もう1人来てから話すからもう少し待ってほしいのだが・・・よいか?」

「それは別に良いですけど・・・それよりお茶出しましょうか?」


 俺は椅子から立ちあがろうとすると、雪さんに腕を掴まれた。


「えーと・・・雪さん?」

「祐樹さんはソファーでゆっくりしていてください。まだ体調は良くないと思いますので・・・」

「そんなことはないですよ。結構楽になってますから、安心してください」


 まぁ実際は嘘なのだが。結構横になってゆっくりしたいのは本音だが、大切な話があるらしいしここは我慢だな。正直きついんだけど、心配はかけたくないしな。


「ふむ・・・今はゆっくりしているといい。お茶に関しては大丈夫だ。それにたくさん飲んでトイレに行った後、尿の匂いを祐樹に嗅がれてでもしたら、祐樹は興奮してしまうではないか」

「俺はそこまで変態じゃねぇよ!?というかそんな趣味もないんだけど!?」

「祐樹さん・・・」


 めっちゃ雪さんは腕から手を離して、引いているんだけど!!俺を変態にさせようとするなよ!ひどい誤解だぞ!!


「いくら女性に恵まれないからと言っても、そのような趣味は・・・」

「雪さん!?これは日向さんの冗談だからな!真に受けるなよ!?」

「ふむ・・・そのような趣味があると聞いたんだが?」

「そこの変態保健医は何もしゃべるな!」

「祐樹さん・・・見損ないました・・・」

「だぁー!!全部冗談だからな!!」


 俺は息が荒くなるまで叫んでしまっていた。だから気付かなかった。自分が風邪であることに。ヤバいと思った時にはすでに遅いんだけどな・・・。


「あ・・・ヤバい・・・」


 俺は倒れそうになった。


「祐樹さん!!」


 雪さんがなんとか腕を掴んで、優しく抱きしめてくれる。温かくて安心する感じがする。だけど、このままじゃ迷惑がかかるし、離れるとするか。もったいないけど。


「すいません。もう大丈夫ですから」


 俺は離れようとしても、全く抱きしめるのをやめてくれない。できれば離してほしいのだけどな・・・。風邪うつるし・・・。


「あのー・・・雪さん?」

「もう大丈夫ですから・・・。今は私に身を任せてください」

「いや、風邪がうつっちゃいますし・・・」

「祐樹さんが良くなるなら、それぐらい問題ないですから」


 いや・・・雪さんは大丈夫かもしれないけど、俺的には問題がありまくりなんだよな。それに地味に頭をポンポンとするのは恥ずかしいんだけどな。子供じゃあるまいし。


「こうなった雪は手がつけられないからあきらめた方がいいぞ?」


 日向さんまでそういうのかよ。まぁ離してくれそうもないし、風邪じゃないとこんな風な機会もないだろうから、しばらくはおとなしくするしかないか・・・。


「祐樹さん・・・私には甘えていいですから。祐樹さんの過去は私にはわかりませんし、どれほどキツイことがあったのかは分かりません。ただ・・・」


 雪さんが神妙な表情で話す。なんとなく、俺が雪さんに甘えるのを避けていることが気づかれているのだろうな。昼間の一件もあったしな。・・・やっぱり雪さんには話すべきなのか?だけどそれは・・・。


―――――――――――――ピンポーン


 そんなことを考えていると、インターホンが鳴る。俺は出ていこうとするが雪さんが離してくれない。


「ここは私が代わりに出よう。恐らくあの人だろうからな」


 日向さんはそのまま玄関に向かって行った。


「そういえば誰が来るんだ?聞いていなかったな・・・」

「祐樹さんも知っている人だと思いますよ」

「うーん・・・余計に誰なのか分からないんだけどな」

「もうすぐ分かりますから」


 誰が来るかは知らんけど、そろそろ横になりたいんだが・・・。


「雪さん、ソファーで横になりたいんですけど・・・」

「すいません。では行きましょうか」


 いや、あのー・・・一人で行けるんですが。なぜに俺に肩を貸すんでしょうか?というか、本当にさっきから雪さんがものすごい積極的なんだけど、なんかあったのか?


「では、ソファーに横になりましょうか。私の膝枕付きで」

「・・・はっ!?」


 突然何を言い出すんだ!?この人は。というか、今までもっと控えめな感じの人だったのにどうしたんだよ!?


「あの・・・俺が言うのもあれなんですが大丈夫ですか?今日の雪さん変ですよ?」

「そうですね・・・自分でもわかっていますが、もう決めたことがあるのでこういうのはやめるつもりはありません」


 そう真面目な表情で言われるのも困るんだがな・・・。どうしたものか・・・。とりあえず、いつまでも雪さんに肩を貸してもらうのはよくないな。


「連れてきたぞ。紹介する」


 丁度、ソファーの目の前に着いた所で、どうやら日向さんが戻ってきたようだな。さて、誰が来るんだろうな。少し楽しみなんだが。


「初めまして、滝川詩乃です」


 え・・・?


「詩乃・・・さん・・・?」

「・・・祐樹・・・君?」


 俺は二度と会うことはないと思ってた人に出会った、驚きからかひどい眩暈がして倒れていくのを感じながら、意識を失った。

文章や行動に変な所、違和感はありますか?あったら意見をください。あまりキツイことを言われると、作者は豆腐メンタルですので・・・。(ー_ー)


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