表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボッチの俺がハーレムを頑張って作るまで  作者: HIRO
お姉さんハーレム編
11/23

閑話 日向の興味

今回は日向がなぜ祐樹の過去を知ることになったのかのきっかけです。

私の名前は神谷日向。年齢は26歳の保健医だ。祐樹の家に行く前に雪から電話があったから私は雪の家に向かっている。内容は予想がついているが、雪が泣いていたので真面目に聞くとしようかね。


 「さて、雪の説得を頑張ろうではないかね」


 私は雪の家のインターホンを鳴らす。


 「・・・日向さんですか。どうぞ入ってください」


 少し目元が赤くなっているようだ。恐らく泣いていたんだろう。そして、私は座布団に座り、机を挟んで雪と向かい合う。


「それで、今回私を呼んだ理由はなにかね?」

「どうして祐樹さんはあそこまで私を拒むのかを知りたいと思いました。正直に言いますと、私と祐樹さんは仲良く出来ていると思っていましたが、実際は違っていました。だからこそ私は祐樹さんの事を知りたいと思いました」

「ふむ・・・」


 雪がこんなにも他人について知ろうとするなんて珍しいものじゃないか。雪と祐樹のために私がここは1つ頑張ろうではないかね。


「教えてもいいが、知ってもいつも通りに祐樹と接しなければならないぞ?祐樹は雪が過去を知っていると思っていないだろうからね」

「大丈夫です。私はどんなことがあっても祐樹さんを支えますから」


 聞く人によったらプロポーズと勘違いされるのではないか?それはそれで面白そうだからいいだろうがね。今はそんな感じでもないからやめておこうかね。


「私が祐樹の過去を聞いたのは、中学生時代の三人の担任と保険医ともう一人だね」

「もう一人ですか・・・?」

「ちょうど、保健医になりたての頃だったね。心理学の研修に行ったときに、必死に研修の内容を書き留めている女性が目に留まって話しかけてみると、意外と面白い人だったね」

「それで誰なんですか?」

「名前は滝川詩乃さんだね。年齢も近いということもあって意気投合してそれぞれの夢を語り合ったんだ」


 


 あれは寒い日で酒で温かくなろうと考えたのだった・・・。


「やぁ今日はなんの酒を飲むんだい?」

「・・・飲めない」

「はは、詩乃はそうだったな」


 詩乃と二人で居酒屋の個室で飲み会。楽しくなりそうなるかもしれないね。


「・・・今日は何の話?」

「相変わらず詩乃は口数が少ないね。もう少し楽しんだらどうなんだい?」

「・・・それ所じゃない。私は暇じゃない」

「はぁー・・・。連れないぞ?しょうがないか・・・。今日は少し詩乃がなんで心理カウンセラーを目指しているのかが気になってね。少し調べさせてもらったら、警察官だったそうじゃないか」


 私は純粋に気になったんだ。なぜ警察官でエリートコースの捜査官を捨ててまで、心理カウンセラーになりたかったのかをね。


「・・・そう。確かに私は交番勤務もしたことないエリートだった。だけど、捨ててもいいぐらいの出来事があったから」

「それはどんな出来事だったんだい?良ければ私に話してくれないか?」

「・・・日向ならしょうがない」

「それはうれしいな」

「・・・私は1人の少年を心から救いたかった。だけど、私は今みたいにそういう知識がなかったから、助けることなんて出来なかった。・・・少年の前で涙を流して逆に慰められた。今度こそはそんな子がいたら救いたいと思ったから」


 果たしてそれはどんな少年なんだろうか?私はいろいろな疑問が浮かび始めた。


「それでその少年はどうなったんだい?」

「・・・今はわからない。だけど、いつかあの子に会えたら謝りたいって思っている」

「そうか。なら私にその子の名前を教えてくれないか?詩乃はまだ心理カウンセラーの勉強があるだろう?私は保健医だから、その子が学生なら調べようがあるだろうし」

「・・・だけどこれは私の問題。日向が気にすることはない」

「ふむ・・・確かにそうだな。だが、私も知りたいんだよ。詩乃が一人の少年のために全てを懸けれる理由をね」


 私はそう言ったが、本当は違ったんだ。詩乃が少年の話をする時の顔がひどく泣きそうな顔をしていたからだ。だからこそ力になりたいって思えたのだろう。


「・・・日向が興味を持ったら止めれないからあきらめる」

「おや、それは嬉しいね。ぜひその少年のことについて調べさせてもらおうじゃないか」

「・・・名前は桐山祐樹。これである程度は調べられるはず」


 私はその名前を聞いたときに驚いたな。何せ世間を賑わせた一人で、その名前を聞かない日はなかったぐらいだ。テレビに疎い私でも知っているぐらいだ。


「・・・だからお願い。もし祐樹を見つけられたら陰からでもいいから支えてほしい。お願いします」


 詩乃は思いっきり土下座をしてきて頼んできたのだ。だが私はそれと同時に羨ましくもあった。そこまでしてでも支えたい人がいるってことが。私にはいなかったからな。


「わかった。私が全力で力を貸そうではないか。それこそ保健医という立場を全力で利用させてもらおう」

「・・・ありがとう」

「気にするな。今日はたくさん飲もうではないか」


 私はあまり飲めない詩乃にビールをジョッキに注ぎ、飲ませまくって思いっきり酔わせた。

 これが私の祐樹の事を調べようと思ったきっかけだな。

次回は日向が祐樹の中学時代の出来事を知っていく様子かな?そして、雪がどう考えるかまでいけたらいいな・・・。


感想・評価ありがとうございます!いつでもお待ちしています。応援あるがとうございます!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ