地下牢
我が家には地下牢がある
これには理由があるのだ
父は医者だ、そのため罪人を実験で使うこともあるとのことだ、もっぱら入れられるのは極悪人ばかりなのだが
そういうこともあって、地下に行くのは非常に億劫だった、だがリン王女が言うのだ、仕方ない
地下牢へ行くの自体は簡単だ、特殊な錠前で正しい人間が正しい合言葉を念じれば開くことになる、といっても人数制限があり、登録できるのは2名までのようだ
これは、他の人が念じても開かないっていうんだから、凄すぎる技術だと思う、一体どんな仕組みなのだろうか
話は逸れたが、僕は10歳の時に地下牢へのアクセス権を頂けた、今までの登録は父と祖父だったが、祖父が亡くなってからは一つあいていたということで、少し早いが入れるようにしてもらっていたのだ
早速中に入ると、刺青を入れた者、片目がない者、尻尾がない者、さまざまな罪人が錠で壁と繋がれている
お目当ての子は比較的簡単に見つかった、虎のような尻尾、耳がある、髪の毛も黄色い
ただ、この子だけ錠で繋がれていなかった
ただし、足には木でできた足枷がついていた
リン「あなた、この言語を理解できますね」
虎の子「はい…あなたは…」
リン「この国の…王女です、貴女をここから出したく来ました」
え?ちょいちょいちょい、そんなことしたら俺怒られちゃうよ
エイト「ちょちょ、それはダメだよ、怒られちゃうよ」
リン「時間がないの、後で説明するからとりあえずこの子の足枷を外すの手伝って」
こうなりゃヤケだと思い、外した
虎の子「本当に外してくれた…ありがとうございます、私は夏虎 ガウ(かとら がう)と、言います…自己紹介もせずにごめんなさい、助けてくれてありがとう」
エイト「さて、ここからどうす…」
言い切る前に爆発音がした
リン「ここは危険、何とか脱出したいのだけれど、もう屋敷側からは無理そうね…」
エイト「緊急脱出口…父の研究資料置き場から出られたはずだ」
もしものために聞いておいた知識が役に立った
僕らは無事に脱出した、脱出先はなんと王都の壁外だった、僕の実家が燃えている…
リン「今から少しだけ移動した先に小屋がある、そこに向かうから、向かいながら今回の件を説明させてもらうわ」
そう言って歩き出した王女についてく他に選択肢など無かった




