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結成-探偵は女子高生と共にやって来る。-第壱話・読み切り篇  作者: 飛鳥 進
第壱話-結成

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結成-7

「自殺と聞きましたけど。何故、調べているんですか?」


 教師の御手津が聴取に訪れた長四郎と一川警部を厄介者のような目で見る。


「ま、色々と気になることがありまして・・・・・・」


 長四郎は愛想笑いを浮かべる。


「気になるですか?」


「保護者説明会、今日でしたね」一川警部がそう言うと、「ええ、そうですよ、今、教員総出で準備してます」と準備の邪魔だと遠回しに告げる御手津(おてつ)。


「あの、もしよろしければその保護者会に我々も参加してもよろしいでしょうか?」


「校長に確認してきます」


 御手津はそう言って、校長室へ向かった。


「長さん、どういう事?」


「いや、保護者説明会で学校の見解が聞けるじゃないですか」


「お~ 素晴らしい」


 長四郎の背後から聞き覚えの声がする。


 同時に振り向くと燐がニコッと笑い「ヨッ!」と手を挙げて挨拶する。


「お前か・・・・・・」


「嬉しいでしょ?」


「嬉しかないね。そんなチミこそ何してんの? 授業は?」


「私にその必要はない!!」


「凄い娘やね・・・・・・」

 断言する燐に感嘆する一川警部。


「誰? このおっさん」


「ああ。馴染みの刑事さんで一川さんだ」


 一川警部を紹介し、一川警部も「ヨロシコぉ~」と挨拶する。


「キモっ」


「ヨロシコ、通じんと?」


「みたいですね」


「で、あんたら何してんの?」燐は腕を組んで質問する。


「何って、捜査に決まってるでしょ? 捜査に」


「ふ~ん」


「君が依頼人?」


「うん」燐はニコニコ笑顔で頷いて答える。


「犯人でも目撃したとね?」


「んな訳ないでしょ。友達。友達が目撃したんです」


「へぇ~」一川警部は友達から聴取したいと思った。


「授業サボって、捜査ごっこは勝手だが何か得たのか?」


「うん、まぁ」という燐の目は右往左往する。


「その様子じゃ、何も得てないな・・・・・・」


 長四郎はそう言いながら窓に目を向けると、3人グループが校長を尋ねに行ったはずの御手津と話し込んでいた。


「おいおい。校長はどうしたよ。どうした」


「え? 校長?」


 燐もまた外へ目を向ける。


「ああ、あいつらか」


 燐の目は汚物を見るような冷酷な目をしていた。


「有名なの?」


「生徒会のメンツよ。聖人君子ズラするクソ共さ」


「クソ共」

 あまりのディスりに一川警部はドン引きする。


「聖人君子ズラね。ラモちゃん。友達居ないだろ?」


「は? そんなことないし。現にリリに会ったじゃん。ていうか、ラモちゃんって何?」


「あだ名」即答する長四郎。


「はぁ~」


「羅猛燐でラモちゃん。ラムちゃんみたいで可愛いだっちゃ」


「だっちゃ」


 一川警部も長四郎に追随する。


「おっさん二人揃って、キモいよ。マジで」


「ええっ!?」長四郎はショックを受けながらも「ま、そんなことよりもさ。聖人君子している彼らに興味が出てきた。話、聞けるかな?」と言いながら、長四郎は窓からこちらを見る生徒会メンバーに手を振る。

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