↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンゴムシの記憶を持つ男の物語  作者: @000ーooo


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
8/24

8.ダンジョンでの訓練1

 ノルトマンの日課は午前中は学院入学に向けての座学の勉強、最近はこれまでの読み書きと計算だけでなくそれ以外の教科も加わるようになった。午後は剣術と魔術の練習である。


 辺境伯家ではとにかく強い者が求められる。強さは腕の強さだけでなく頭の良さも求められる。そういう意味ではノルトマンの父親のジーリグは剣術の腕はよかったが頭の良さと言う点では少し劣っていた。いわゆる脳筋だったのである。そのため、エヴィは座学に戦術の教科も加えていた。からめ手で相手に勝つ。これも必要なことである。


 ノルトマンが剣術と魔術を習い始めてから半年が経った。そろそろ実地訓練が必要と判断した剣術教師のアンドレアスと魔術教師のマチルダは「ノルトマンをダンジョンに連れて行って実地訓練をしたい」と母親であるエヴィに願い出た。この願いは伯爵家の護衛を5人連れて行くことで了解された。


 今日は、その実地訓練でダンジョンに行く日である。朝早くからノルトマンは、逸る気持ちが抑えられない。何度も服装をチェックしたり、持ち物をチェックしたりしている。もっともノルトマンの異空間にはいろいろな物が収納されているので、今更持ち物チェックなど要らないのであるが、異空間のことは内緒にしているので、今手に持っている物だけを確認している。


 あれからノルトマンはいろいろな物を自分の異空間に入れている。目立たない物はそのまま入れている。目立つような物は異空間でコピーして、コピーした物を入れている。水、木、土まで入れている。そして異空間には自分の部屋もある。伯爵家の図書館の本もすべてコピーした。また武器庫の武器も、食糧庫の食料も、さらに服や寝具や食器などもコピーした。メイドの服もコピーした。とにかく魔力の続く限り毎日コピーしまくっているのである。


 準備が整ったようで、ノルトマンとアンドレアスとマチルダ、それに護衛の従士5人と1人の御者が馬車でシュトラリュー市近郊のダンジョンに向かった。ダンジョンの前まで行くとノルトマンとアンドレアスとマチルダ、それに護衛の従士5人は馬車から降りた。馬車は一旦伯爵邸に帰って、夕方迎えに来ることになった。


 ダンジョンの受付で受け付けをしてノルトマン一行はダンジョンにもぐっていった。階段を下りて第1階層に入ると先頭はアンドレアスとマチルダ、その後を護衛に囲まれたノルトマンが続く。このダンジョンは比較的弱い魔物しかいない。第1階層はスライムとホーンラビットぐらいである。


 まず行く手にスライムがいた。そこで、マチルダが、火魔法でスライムを焼き払った。焼かれたスライムは霧のように消えていった。これがダンジョンの不思議である。


 そして

「次にスライムが出てきたらノルトマン様が倒してください」

と言われた。


 しばらく行くとまたスライムが出てきたので、ノルトマンはマチルダ同様火魔法でスライムを倒した。スライムは動きが遅いので、ノルトマンの魔法でも当てられた。


 そのまま行くと草原になった。すると、ホーンラビットが襲ってきた。これはすぐにアンドレアスが倒した。倒されたホーンラビットは、先ほどのスライム同様、そのまま霧のように消えていった。


 そして

「次からは、ノルトマン様の番ですが、いきなりこれだけ早い動きをするとノルトマン様では対処できないでしょうから、出てきたホーンラビットは私が、動きを止めますので、そのあと剣で倒してください」

そう言って、前へ進んで行った。


 するとホーンラビットがアンドレアスに向かって突っ込んできた。アンドレアスはホーンラビットの角の突きを避けて、剣でホーンラビットの1本の足を切り裂いた。


 足を切り裂かれたホーンラビットはうまく立てないようである。アンドレアスを威嚇しているが動きは止まっている。

「さあ、早くとどめを刺してください」


 そう言われてノルトマンは前に出た、そして剣を抜いてホーンラビットの首を落とした。血が飛び散るかと思ったが、首を切られたホーンラビットはそのまま消えていった。


 その後も、アンドレアスとマチルダがある程度弱らせた魔獣をノルトマンが倒すという展開が続いた。そして夕方になったので、ダンジョンから出てきた。結局今日は第1階層だけで終わった。そして迎えに来た馬車で伯爵邸に帰った。

ここまでお読みいただいてありがとうございます。

 今日はここまでです。明日は、今日と同じ時間7:10、7:20、7:30、7:40にこの作品「ダンゴムシの記憶を持つ男の物語」の9話から12話を公開したいと思います。

 今後とも私の小説

(連載中)「転生者とバグでない異世界人の物語」

(連載中)「牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)」

(完結)「マリーの思い家族の思いそして祠がつなぐもの」

(完結)「泡沫の恋の行方と花時計の思い」

(完結)「帝国皇女の憂鬱(前世の夫の生まれ変わりを捕まえろ)」

(短編・完結)「妖精に成れなかったダンゴムシの物語」

(短編・完結)「真冬の祭りそして祠がつなぐもの」

(短編・完結)「雨の日は嫌い、雨の日はやっぱり嫌、でも雨の日もちょっぴり好きかも」

(短編・完結)「北の関を死守せよ、野望は泡沫の夢と消えて」

をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。