表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
5/19

体育祭実行委員

おはようございます。

第2章体育祭突入しました!!

これから4人の関係はどうなっていくのか、

ぜひお楽しみください!

五月に入り、学校中が少しずつ騒がしくなっていた。


理由はひとつ。


体育祭。


「実行委員決めるぞー。」


ホームルームで担任が言った瞬間。


教室中がざわついた。


「やりたくないー。」


「絶対忙しいじゃん。」


そんな声があちこちから聞こえる。


私もその一人だった。


できることなら避けたい。


面倒だし。


人前に立つのは苦手だし。


「誰か立候補いるか?」


もちろん誰も手を挙げない。


静寂。


気まずい空気。


その時だった。


「はい。」


手を挙げたのは東堂湊だった。


教室がざわつく。


「東堂やってくれるのか?」


「はい。」


爽やかか。


爽やかなのか。


さすが人気者。


私は心の中で拍手した。


これで一人決定。


すると担任が言う。


「じゃあ女子は?」


静寂再び。


誰も動かない。


みんな目を逸らしている。


私ももちろん逸らした。


すると。


「水原。」


聞き慣れた声。


振り向くと陸だった。


「え?」


「お前向いてそう。」


「向いてない。」


「向いてる。」


「向いてない。」


「向いてる。」


「向いてない!」


教室から笑い声が上がる。


「仲良いなー。」


誰かが言った。


恥ずかしい。


すごく恥ずかしい。


すると。


「水原ならいいんじゃないか?」


担任が言った。


「えっ!?」


周りも頷いている。


待って。


なんで。


なんでそうなるの。


「伊吹ならできるだろ。」


湊まで笑う。


「無責任なこと言わないで!」


「大丈夫だって。」


その一言がずるかった。


湊にそう言われると。


なんだかできる気がしてしまう。


「……やります。」


気付けばそう言っていた。


教室から拍手が起こる。


終わった。


完全に終わった。


放課後。


実行委員の初顔合わせ。


教室に入ると。


そこにはすでに湊がいた。


「お。」


目が合う。


「よろしくな。」


そう言って笑う。


その笑顔に。


また胸が少しだけ騒いだ。


体育祭まであと一か月。


きっと。


忙しくなる。


だけど少しだけ。


楽しみだと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ