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20/23

恋の始まり

こんにちは!眠り姫です!

最近は身体的にも精神的にもしんどくて、

ちょくちょく期間が空いてしまって申し訳ないです、

episode20お待たせしました!

ご覧下さい!

一発目の花火が夜空に大きく咲いた。


「きれい……。」


思わず声が漏れる。


色鮮やかな光が夜空いっぱいに広がり、ゆっくりと消えていく。


「毎年見てるのにな。」


湊が笑った。


「うん。」


「でも、何回見てもすごい。」


私は小さく頷いた。


その時だった。


「伊吹ー!」


遠くから私を呼ぶ声が聞こえた。


「いた!」


陸が人混みをかき分けながら駆け寄ってくる。


その後ろには玲央の姿もあった。


「よかった……。」


陸は私の顔を見るなり、安心したように息をついた。


「ごめん。」


「怪我は?」


「してない。」


「ならいい。」


短い言葉。


でも、その声には本気で心配していた気持ちが滲んでいた。


「探した。」


玲央が一言だけ言う。


「ごめんね。」


「次から気を付けろ。」


そう言って玲央は小さく笑った。


四人そろって、もう一度花火を見上げる。


夜空には次々と大きな花が咲いていた。


「来年も四人で見られるかな。」


私が何気なく言うと、


「見れるだろ。」


湊は迷いなく答えた。


「当たり前。」


陸も続く。


玲央は少しだけ笑って、


「その頃には受験生だけどな。」


と言った。


「あー、それは考えたくない!」


私が肩を落とすと、三人が笑う。


その笑い声が心地よかった。


昔から変わらない。


この四人でいる時間が好きだった。


……でも。


私はそっと湊を見る。


さっき。


迷子になって不安だった時。


一番会いたいと思った人。


見つけてくれて、一番安心した人。


それは――。


「どうした?」


湊が私の視線に気付いて首を傾げる。


「ううん。」


私は慌てて笑った。


花火がまた夜空に咲く。


胸の鼓動が、さっきから少しもうるさい。


もう、ごまかせなかった。


私は湊が好きなんだ。


その気持ちに気付いた瞬間。


花火が夜空いっぱいに咲き誇った。


まるで私の恋を祝福してくれているみたいだった。


この夏は、きっと特別になる。


そんな予感がした。


さぁ、伊吹は自覚しました!!

これからどうなっていくのでしょーか?!


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