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清水寺
昨日の借りは今日返す。その為のネタは考えてきた。早く休み時間にならないか。と思いながら授業を受ける。キーンコーンカーンコーン。開戦の音が鳴る。足早に喫煙所という名の戦場に向かう。到着すると黒い戦闘服を着た敵が独り紫煙を纏わせていた。
「センパイ、今日は僕が地元民が知らない京都の豆知識を教えてあげますよ。」そう切り出すと先輩は眠そうな目を此方に向け、右手の煙草で続きを促してきた。
「京都と言えば清水寺。そんな京都人にお馴染みな清水寺の名前にまつわる話です。」
僕の右手に握られた煙草が一吸いもせずに消えた頃に我が渾身の作り話も結末を迎えた。
最後まで黙って聞いていた先輩は眠そうな目で「長々と、バリおもんない嘘つくやん。」と一言で僕の嘘を片付けた。渾身の作り話だったのに。先輩を騙るには実力不足だったということか。
先輩は吸い終えた煙草を灰皿に投げ大きな欠伸をし、気落ちする僕に対して「そんな嘘はどうでもええねんけど、ずっと京都に住んどる私も清水寺って行ったことないねん。やから一緒に行かへん。」と提案してきた。
週末、清水寺に行くことが決まった。
ナチュラルローソンとかいうパワーワード




