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ササクレスト  作者: サキ
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語尾

 手始めに逆上がりができない理由を探るべく、ソウタに逆上がりを見せてもらった。

生ぬるい鉄棒を緊張した面持ちで握りしめ、ちらちらとこちらを確認してきた。

「笑わんといてな。」何を言い出すのかと思えば、相当くだらない事を言い出した。挑戦するものを笑う程僕は落ちていない。ゆっくり、目力で大丈夫と頷くとようやく決心し、左足を後ろに引いた。


一気に駆け上がろうとしたのだろう。しかしその思いとは裏腹にソウタの背中はべたんと地面に豪快に挨拶をかました。「もう一回やってみて。」と言ってやらせてみた。やはり出来ない。それが5回目の挑戦となるとソウタは心が折れたのかもしれない。涙目でこちらに振り向いた。泣くな。泣くな。それでもお前は心にサムライソードを背負った九州男児か。否、日本男児か。しかし、どう励ますべきか。わからない。


そんな思考が加速した一瞬を縫って隣で黙って見ていた先輩がにっこり笑ってソウタに語り掛けた。


「あんな、ソウタ。もうちょっとやねん。そこで諦めたら逆上がり終了やねんな。知らんけど。」

出た。関西人限定の魔法の言葉、知らんけど。それ使われたら前文の信憑性がゼロになってしまうんだよな。

「いや、知らんのか。あとそれバスケです、センパイ。」

「アンジーセンセは偉大やでやっぱり。」

「アンジーって、あの先生アメリカ人要素ゼロですよね。」

そんなやり取りをしているとソウタも元気を取り戻し「京子の知り合いに外人の先生いんの。」と参戦してきた。そんな半泣き顔から回復したソウタを見た先輩は声高々に宣言した。


「まあ、京子先生がお手本見せたるわ。よう見ときや。」


どれ位の期間で更新するのが一般的なのでしょうか。難しいです。

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