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秘知ら陰譚-私が怪盗になって知ったことー  作者: 翠雨 ユイカ
心の靄とアクティブワンダーランドの霧
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27 そんなこと言ってられない

そう言えば三章の最後を決めていないのを思い出しました。


うらかたげきじょ~!

十八話ぶりに来ました、裏方劇場!

ユイちゃんの妹はキキと言うんですが、あ。漢字つけてる季輝ちゃんです。仲良うしたって?

この間、と言うかこれ書いてるときの昨日か。

辻村さんを描いてくれたんです。だいぶ幼い顔ですけど。

妹が気に入っているキャラ(?)に辻政宗という方がおります。

私が辻村のことを「辻ちゃん」と呼び続けていたらできました(?)

辻さんの方は本人が言うにはどことは言いませんが、バーコードらしいです。

この間、妹に辻村のイラストを描いてもらった時、前髪の特徴を伝えたのに「失敗しそうだから」ということで前髪が付けられず、まさむねちゃんになりました。

私はれるちゃん(辻村の息子)だと思ってます。


やべえ、筆が乗らん。

(視点:K)


 あ~もう、座りたい。

 いっそのことそこのムーンバックスに入ってパソコンを構えたい。


 そんなことを思うのも諦めている。

 考えていてもやらなければならないことを果たせなくなる。


「あ~っ、危ない。間違ってもお客さまにぶっかけるなんてことはしないでよ?」

「そんなヘマしませんよ! ちょっと重いですけど」

「蓋が壊れてしまったけれど、同じ階だし、急いでいるからってひっくり返したら元も子もないんだから」


 すごく説明臭いが店員が二人重たそうなものを運んできた。


 ただ、俺はその二人に注意している暇もなかった。

 すれ違うぐらいまで来た時、重たそうな蓋のついていないものを持っていた方が「あっ」と言った。


 視線をスマホから前に向けると、すでに運んでいた液体が飛び出して、俺の目の前に飛んできているところだった。


 ことごとく運がないな……。

 そう思いながらスマホを自分の身でかばう。


「「あ゙〰〰〰〰!!!!」」


 バッシャーン!


「だだだだッ、大丈夫ですか!?」

「すみませんすみませんすみませんすみません、誠に申し訳ございません!!!!」

「どどどどどどどど、どうしよう……」


 ああ、檸檬の服白いし謝らなきゃだな……。


 にしてもこれは何だ?

 ぶどうの匂い……ぶどうジュース?


 入れ物から見るに、樽っぽいしワインの可能性もあるか。


「青白い……ハアッ――――――!! どうか、どうか命だけはっ!!!!」


 青白い? そんなに急激に冷えただろうか。

 冬とはいえ店内は暖かいし、この液体も常温だ。


 というか、そんな命とるつもりはないんだが。


 そんなに怯えるか?


「だっ、大丈夫ですか……?」


 そう周りの人からハンカチをもらった。


「……すみません……」


 ハンカチを借り、顔を優しく拭く。

 ……頭がぼーっとするな……。


「たっ、タオル入ります!?」


 近くのお店からそこの店員さんがタオルを持って来てくれた。

 このタオル、商品では?


「あなた達、裏に案内しなさい! 上司の方は? あ、田中ちゃん! 清掃の方呼んできてくれる?」


 タオルを持ってきてくれた方はてきぱきと指示を出す。


「「はっ、はい!」」


 ♢♢♢


「申し訳ありません、責任者がもうすぐきますので……」

「大丈夫ですよ」


 裏に案内され、近くの洋服屋の服が渡される。

 ……下着も。


「受け取れません! 私、そんなお金持ってないですし……」

「この者たちが払いますので。むしろ、その恰好のまま帰すわけにはいきません!」


 面倒見いいな。

 別の店の人の問題なのにここまで付き合うなんて。


「佐藤! 竹中あ!」

「「ぴゃあいいっ!!」」


 担当者らしき方が来てひっくり返した人達の名前を呼ぶ。


「担当者が来ました。あ、お酒って大丈夫ですか?」

「え……あ、強いのかもですね」


 ワインだったのか。


 当たり前だが、お酒を飲んだことはない。

 曖昧な答えしか返答できなかった。


 パーテーションの裏に行き、もそもそと服を脱ぐ。


「…………?」


 ワインを被ったせいなのかずっとぼーっとしているのが抜けなかった。

 変装は崩れてなさそうだな、と思いながら無意識的に鏡を見た。


 そこで、気づいた。


 なんだ、これ……?


 ああ、なるほどな。

 それなら――


「お前らがやったことは決してなくならない、誤魔化そうなんてするなよ!?!?」


 お説教の声が聞こえる。

 誤魔化す、か。


 誤魔化す、嘘、捏造、フェイク……フェイク……?


 フェイクか。

 ……着替えるスピードを上げ、その可能性を調べてみることにした。


 Rと辻村と一緒に居る楓芽が慶太を連れ去った人物の仲間ということは分かっているが、慶太がそこを通って連れ去られたとは確証は取れていない。

 真反対から出たのかもしれないし、まだ建物内にいるという確証をとったわけではない。憶測だ。


 辻村の勘が外れたのか、確率で外に飛び出したのか。

 ――確率なら勘でも何でもない。


♢♢♢

~アルちゃん視点~


「……パイセ~ン」

「どうしたの?」

「意気揚々と飛び出したはいいものの、こちら、外れでした」

「それは意気阻喪(そそう)な報告だね」


 そうは見えませんが。


「つまり、中に居たってこと?」

「そうらしいですよ」


 進行方向を百八十度変えて、今まで通ってきた道を歩き出す。


「どこにいたの? 屋上とか?」

「勘は元気に生きてますね。ワンダーモール屋上です。あそこから落とされたらたまったもんじゃないです」

「確かにねぇ。楓芽くんはまた別の事件ってこと?」


 私も同じ事を思った。


『いや、それは違う。ダミーを使われた』


 あ~なるほど?


「戦力を減らしてでも見つかる可能性を下げたかったみたいですね、あ、もしくは闇バイト?」

「なるほどねぇ」


 そうなると前者だった場合、戦力が減ってもあまり問題ない。

 闇バイトだったら、また色んな部署が関わってくることになりますよね?


 詳しくはないからあれこれ言えないけど、私は慶太さんを救出したら帰ります!

 帰りますからね!?


 すっごいフラグ立てましたけど!


「……走って戻りたいところですが、そろそろお腹限界では? そもそも仕事するべきではないはずですが?」

シンパパ(シングルファザー)はそんなこと言ってられないんだよ」

「……そうですか……」


 あいにく子供がいるわけない。

 蜜柑さんも旦那が単身赴任でシングルマザーのような状況と思っていた。


 でも、子どもが二人であったとしても年齢差がある。

 ある程度一人で生活できる中学生たちと生きていくことがままならない三歳児。


 伊予の食べっぷりがなかったら蜜柑さんがパートをしなくても十分な程度のお金が入ってくる蜜柑さんと自分が働かなければお金が入らず、残業もさることながら、死と隣り合わせの危険な仕事。


 ――簡単に考えすぎた、か。


「さすがに辻村さんも背負うことは無理ですよ」


 止めることは諦め、怪我が悪化しないようにどうするか考えることにした。


「大丈夫だよ。回復力は早いし、走――」「走らないでください」

「……歩くから」


 無理をするのが癖になっていませんか?


 若いと体の無理を押し通せるから嫌ですねぇ~。

 そんなこと言うとまたおばさんとか言われるから口には出さないけど。


「歩くと言っておきながら歩くの早くないですか?」


 私はもう、軽く走っている。


「早歩きって言うんだよ?」

「スピード的には早歩きの常識を覆すほど早くないですか?」

「でも、歩いてる」


 ええ、歩いていますね(怒)


 なんなんですかその痛みを耐える演技力。

 あまり使わない方がいいですよ?


「最後までエレベーターは使いませんので、楓芽くんを鉛口さんの所に置いて行きますよ」

「そうだね」


 あっさりと引きさがりますね。

 もっと嫌がるかとおもったんだけどな。


 楓芽くん連れてきたの辻村さんだし。


「楓芽くん。さっきの髪の短いスーツのお姉さん、香さんっていうんだけど、香さんと一緒に待っててくれるかな? 私はお兄さんと一緒に悪い奴ら捕まえに行くから」

「でも、お兄さん怪我してるんじゃ……?」

「お仕事に支障はないらしいから大丈夫だよ! 自己責任だから! お姉さんもう知らない!」

ついつい骨折しているということを忘れて動かしちゃうんですよね~……。

(↑辻ちゃんが動き回る原因の人)


翆「夏至! 虫! 猫! 蚊! 左右:一,六!」

小「翻訳しろと」

翆「グッド!」

小「夏至が来ましたね。私は虫よけを付けずに公園で野良猫を三十分ほど眺めていたら両手の手の甲に六か所刺されました。左一、右五です」

翆「極端に猫派というわけじゃないんだけど、猫、特に子猫が可愛くて可愛くて!」

小「いやでも、猫カフェ出てきてるし、犬の話題あんま出てこないし、お前の猫派説出ない?」

翆「出てなんになるの? みんな作者に興味ある?」

小「辛辣だな。ここまで後書きを読んでるなら興味あるだろ」

翆「なら教えてあげよ~。実はですね、推し様のおかげで最近は猫の株が上がってますッ」

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