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秘知ら陰譚-私が怪盗になって知ったことー  作者: 翠雨 ユイカ
クリスマスは四人の怪盗、それと敵?
20/21

19 ツリーのような妖社会 他、おまけ二つ

二千文字しかないもの千文字以上削ってからを三千文字にするのは無理でした。


「わあっ!」


 イルミネーションとクリスマスツリーの所に戻ってくると、辺りはイルミネーションで明るく灯されていた。


「今日はありがと!」

「いえ、自分も伊予たちに言われなかったら来なかったですし、お礼なら伊予たちに」


 ある意味酷いセリフね。

 予定がなかったなら誘ってくれてよかったのに。


「それに、謝罪も兼ねてお礼をしたかったんですよ」

「なんで?」


 なにか蓮に謝られるようなことされた?


「一族に泥を塗ったものの息子とこんなに良くしてくださることです」

「……特に関係なくない? ま~妖界ではとやかく言われたのは事実」

「だから――」

「会社としては他人だし、問題ない。私はそういうの気にしない。最悪、私が当主とか社長になったときでも、私は過去や権力より実力に価値を見出す」


 別に今の会社や妖狐が権力に頼り切ってるってわけじゃないけど。


「蓮は先輩としても仲間としても最適解。だからもう、自分をそんなふうに言わないで、ね?」


 一瞬固まった後蓮は「承知しました!」と言った。

 私はクリスマスツリーを指差して言う。


「本家も会社もクリスマスツリーと似ている。てっぺん()がいないツリーは着飾っただけの主役がいない木。逆に、星はあるけど(飾り)がいないツリーはただの木。どちらもツリーとは言えない」


 振り返って蓮の方を見る。


「本家も会社もトップがいなければいずれ崩壊するし、大きく育った今、トップだけがいても意味がない。単純なことだよ。どちらかがいなくなるだけで崩れるなんて恐ろしい。

 私はギャンブラーじゃないからね。そんな大きい賭けには乗りたくない」


 私は尽くしてくれる人(昴 さ ん や)働いてくれる人(晃 さ ん)の重荷を負いたくない。


「……これが私の社長にも当主にもなりたくない理由だよ」


 碧がどういう理由で嫌がっているのかは知らないけどね。


「かといってやらなくても結婚相手は決まっているし、ホントに地獄に生まれたみたい。今、こうやって蓮とデートできたり、活動ができているのが救いだね。あ、そこ立って」


 私はイルミネーションとツリーと蓮を写真に撮る。


「今しかできない楽しみは今、存分に楽しまないとね」


 十分ぐらいイルミネーション通りを歩いたら駅に向かい始めた。

 私達小学生と中学生だし、最低でも六時までに家に着くことを考えたらもう出なきゃいけない。


~駅のホーム~


「蓮は今日は帰ったら何するの?」


 電車を待っている中そんな質問をした。


「夕飯ですかね。あ、ケーキ受け取りに行かなきゃでした」

「まあクリスマスだもんね~」


 「昨日ケーキ食べたからケーキは出ないけど、豪華な食事だから楽しみにしてて!」って蜜柑さんに言われた。

 珍しく修一さんがいるしね。


「檸檬さまは?」

「時間があれば勉強かな。さすがに何もせず受験に挑むわけにはいかないし」


 高三の基礎までは晃さんに叩き込まれた……ゴホンッ教えていただきましたが、ちょっとレベル高いからね。


「受験するんですか!?」

「こう見えて受験生ですよ~。もっと上目指した方がいいかもしれないけど、とりあえず伊予たちと同じところ。つまり?」

「俺と同じ学校……」

「正~か~い。前中に行きます」

「本当ですか!?」


 想像以上に驚いて、喜んでくれてちょっと嬉しい。


ーおまけ1ー


「ただいま~」

「ケーキ!」


 帰ってすぐ、妹が飛んできた。

 にしても「おかえり」よりケーキかよ。


「……ブシュッ……猫の匂いがする……」

「ああ、ねこカフェ行って来たから」


 そう言えば零は猫アレルギーだったな。


「着替えてくる」

「ダメッ! 檸檬さまの匂いがくっついている服なんだからちょっと楽しませて!」


 なんだその推しに握手してもらったみたいなテンションで……。


「でもくしゃみ止まらないんじゃないか?」

「くしゃみが辛いより檸檬さまの匂いを嗅ぎたいが勝つの!」

「そうよ蓮くん。私の息子なのにそんなことも分からないの?」


 俺の服を嗅ぎながら母がそういう。

 いや、母と同一人物ではないのでね?


 14年、母の息子をやってきたから言いたいことはなんとなくわかるが。


()写真ないの!?」

「あるにはあるけど……」


 スマホを手に取る。


「ハアッ! お兄ちゃんが檸檬さまの御写真をホーム画面に!」


 そうだ、おかかと一緒に写った写真に設定したんだった!


「ちゃんと確認取ったから!」

「それだけでもいいから今日撮った写真を送りなさい。コピーして家宝にします」


ーおまけ2ー


「ただいま帰りました~」

「おかえり~」


 リビングから蜜柑さんの声が聞こえてきた。

 手を洗って上に向かう。


「ただいま~」

「おかえり檸檬。楽しかった?」


 伊予が漫画を読みながら答えてくれる。


「楽しかったよ。ケイはどこにいる?」

「ケイ? 部屋にいるんじゃないかな」

「ん、ありがと」


 伊予にお礼を言ってからケイの部屋に向かう。


「ケイ~辻村さんに匿名で写真を送ることってできる?」

「……できなくはない。……やらない」

「何も言ってないのに……!」


 確かに簪と一緒に写真撮って送ってやろうと思ってけど!

 断られると思ってたけど!


「せっかくだからアルちゃんの姿で色気あふれる写真を送ってあげようかと思ったのに」


 嫌な顔をされてしまった。


「お願いお願い、ケイ、いいカメラ持ってるでしょ? ケイならバレないように加工とかできそうだし~!」


 絶対撮ってくれないだろうな~。


「なんか、やられてばっかだからちょっとやり返したいし~!」

「……」


 お?

 今一瞬ほんのちょっとだけ共感の顔になったな?


「お願い!」

「……今回だけ」


 よっしゃあ、我勝利!

 あ、我勝了のが中国語としては正しいのか。


「クリスマスっぽく緑の着物にしようかな~?」


 アルちゃんの髪も目も赤だし、赤と緑でクリスマスっぽくする。


 ちなみに着物は数枚何かあった時のため(急に収集されたときとか)に数着持って来ている。

 ちょっと邪魔だけど、仕方ない。


「そうだな。出来るだけ顔を映さないように、後ろからこちらを向いている俯瞰(フカン)(上から)で撮るぞ」

「まあ、メインは簪だからね~」


 ヘアアレンジはめんどくさいのも相まって髪を下ろすだけにする。

 簪は手で持つことにした。


 カラコンも赤でほぼ横顔。

 ちょっと肩出ししてやろ~。


+++


「うんうん、我らながらいい仕上がりだ!」


 できた写真を見て私は満足をする。


「多少加工してから送るでいいんだな?」

「おねがいしま~す」


♢♢♢


 ブ―ッ

 車で送ってもらっている途中、スマホが振動したので、僕はスマホを確認する。


「ッ……グッ」


 送られてきた写真を見て飲もうとしていた麦茶を吹き出しそうになる。

 その反動でお腹に痛みが走る。


「辻村先輩? ……ちょ……仕事中……じゃないけど、何見てるんですか!」


 隣に乗っていた後輩が僕のスマホを見たようでちょっと慌てている。


「普通、後輩の目の前でみますか!?」

「いや、見ないよ! 今、()()()から送られて来ただけだから!」

「姪ぃ~?」


 完璧疑いの目だね。


「コスプレしたんだって」

「そうなんですか。にしてもすごいですね。この暗い室内での漂う色気に、クリスマスっぽい赤髪赤眼に深い緑の着物。髪が地面に広がっているのもまたいい味を出してます。赤い簪がメインでしょうか、髪に使わず手で持つと言うのもまた斬新ですね。ほとんど横顔でこちらを見ているのも、何か闇がありそうな上からの構図でこちらも撮影者が相当な技術を持っているとお見受けできます。先輩、この方を紹介してください!」


 すごい詳しいね……。


「この子、めったに会えないからね……今度会えそうだったらね?」

「了解です! 仕事でも休みますので! 約束ですよ!?」


 圧が……。


「機会があれば、ね?」

「絶対ですよ! この方のお名前は?」

「アルちゃん」


 でいいんだよね?


「アルさん……このお写真いただけますか?」

「それは、本人に聞いてからね?」

「はい……」


♢♢♢


 テロリン


 片付けの途中パソコンの通知が鳴った。


「お?」

「辻村から返事が来た」

「え」


 え~何だろう、なんて返信するのか予想できないな~。


辻村:僕の後輩がこの写真欲しいって。いい?


「はあ? ダメに決まってるじゃん。後輩ってことは刑事でしょ? それに世の中自分の写真がどこにどう流出するか分かんないし。絶対ダメ!」


亜琉(ある):ごめんなさい、お断りします。


 テンテレテレテレテレテレテレテレ


「今度は電話!?」

「出るか?」

「出るしかないでしょ、返信したのに!」


 ピッ


「もしもし?」

『おはよう、僕の可愛い姪っ子ちゃん』


 やめてくれます?

 はいはい、姪って設定なのね。


 って言うか「おはよう」?

 海外にいる設定なの?


『急にかけてごめんね、今時間いい?』

「ちょっとなら……うん、いいかな」

『ありがとう、さっきも言った僕の後輩くんがお話あるんだって』

「あ、待って。ちゃんと病院行ったなら聞く」


 時間帯的にはもう行っててもおかしくはないけど。


『ちゃんと行ったよ~』

『あのっ! 亜琉さん! 今度、日本に帰ってくるときにお時間あったら、会えませんか!?』


 ほんとに海外設定なの?


「う~ん、まだいつ日本に帰るかは決まってないけど……分かったわ。帰ることになったら左紅くん経由で教えてあげて」

『ありがとうございます!』

『ごめんね~。またね』

「バイバ~イ」


 電話が切られた一時間後、私は「二度と電話を掛けて来ないでください」と連絡したのであった。


翆「あっれれぇ~? おっかしいぞ~? もうすでに二章が終わってしまったなんて、夢なのかなぁ~?」

小「あれれ~? おかしぃぞ~? これを夢だと思い現実逃避しているお姉さんの現在の溜め書きは五話分、保険が二つ。初投稿時は十話分あったはずなのに残りの五話分、どこに消えた?」

翆「あ、あ、あ……皆さん、ゴールデンウィ――」小「午前中に投稿できないのは学校に行っているからギリ許せるとして、溜め書きは増やさないとな~頑張るか~、と言っときながら何もやらないその頭と指は何をしている?」

翆「褒められてやるタイプなんです~!」


 お知らせ

来週、GW(じーだぶりゅー)でまあ、親の実家に帰り、パソコンと離れるのでもしかしたら投稿しないかもしれません。

あまり、予約投稿をしたくない派なので。

曜日を忘れて登校しない可能性もあるかもな笑、と小雨も言っていますが気にしないでください。

まあ、文明の利器(使い時違いません?)があるのでやるとは思いますけど、活動報告はないと思ってください。

なかったら、「あ、こいつ忘れたな(笑)」と軽く流してくれたらニコニコします。

画面の先では分かんないか。

コメントしてくれたらとか言うタイプではなくなったので、もう何も言うことはないですね。

いじょー!

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