表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘知ら陰譚-私が怪盗になって知ったことー  作者: 翠雨 ユイカ
クリスマスは四人の怪盗、それと敵?
19/21

18 やっと別れられたと思ったのにっ!

翆ちゃんの、うらかたげきじょ~!

今回は翆ちゃんが物語を考えるうえでどんなことが起きているのか、それを教えてあげるよ☆

今回がラストになるかもしれないけどお付き合いくださいっ!


この作品が書き直しってことはあらすじだったりでご存じだったりする人が多いと思うんだけど、そこからの変更点が多々あったりしない?

(別にあえて覗きにいけっていうんじゃないけどさ。っていうか行かないでほしいけど)

まあ、物語のテンポとかでの都合上って言うのもあるんだけどね。

それでまあ初期より大型変更がされたわけですよ。

そしたら想定してた終わり方が出来そうになくて、「どーしようっ!」ってなってるときです。

なんとか終わらせるから最後まで翆ちゃんと一緒に行きましょう!

お付きあいありがとうございましたっ!

それでは本編どうぞっ!


 みなさんは睡眠薬で眠らせたはずの危険性がある相手が起きていたらどんな反応をするだろうか。


「あら、起きていたの。熊も眠る睡眠薬のはずだけど?」


 少なくとも冷静ではいられないだろう。


「ハッ俺が熊以上だってことだな」


(化け物……)


「僕の後輩の手を放してもらおうか……」

「そこの二人は動くな! 動いたらこいつの腕を折る」

「……」


 二人は動いていないのに、奴はさらに力を込めてきた。


「ふ……()()()なんだね?」

「あ?」


 私は右足でアイツの股間を思いっきり蹴る。


「グウッ!!!!!」


 手が離され、私はしりもちをつく。

 Eがスプレータイプの睡眠薬を通常の倍、振り掛けて眠らせる。


「……そんなにかけて大丈夫なの?」

「一応病院で見てもらった方がいいですね(笑)」

「いや、笑ってる場合じゃないでしょ(笑)」


 あなたもね。


 Eも調合できるってことだから多少は詳しいけど、プロではない。


「アルちゃんは腕、大丈夫?」

「赤くはなってますが、大丈夫です。お返ししますよ、重症人?」

「僕は大丈夫だよ。先行こう」


 大丈夫なわけないんだけどな。


『中は監視カメラだけだ。安心して入れ』


 Eも私も怪盗の服に戻してからKの指示通り、重たい鉄の扉を開ける。


「二人とも、ここまで付き合ってくれてありがとう」

「礼には及びません……美しい(かんざし)ですね」


 これは玉簪。先端に丸い飾りがついたタイプの簪。

 そして珍しく玉の根元から飾りが垂れている。

 そして垂れた先には白い宝石が埋め込まれていた。


 そして私のピアスが辻村さんの付けているピアスと同じような反応、彷彿を感じる。


「……」


 辻村さんは私の方に来て簪を私の髪に挿した。


「あげるよ。形見分け?」

「私、あなたのお母様と会ったことありませんけど?」


 形見分けって家族や故人の親しい友人や知人に渡すものでは?


「もし、それを持っている人を見つけたら、その人がRちゃん決まりだからね」

「速攻捨てるか誰かにプレゼントします」

「悲しいなぁ……母の形見をこれ一つで満足しちゃいそうな自分がいるからね。貰ってくれない?」


 ………………。


「……これ以上あなたのお母様の形見探しに私たちを使うのはやめてください。それがこれを受け取り、捨てたり他人にあげない条件にしましょう」

「……ありがとう……ところで二人の両親は?」

「探りを入れない約束は?」


 ……無視かよ。


「……あなたにも人の心を持っていると信頼して言います、故人です」

「『R!?』」


 二人で叫ばないでよ。


「”死”に良いも悪いも本人が決めることだと思いますが、わたしから見たらあまり良い亡くなり方ではありません。ここから先に踏み込んでくるならあなたから破竹(はちく)の勢いで避けるようになりましょう」

「分かった。これ以上は聞かない。怪盗として活動している人が一度会った刑事から破竹の勢いで逃げないのもどうかと思うけど?」

「普段は全力で逃げます……それではそろそろ帰ります。……またね! パイセン!」

「また、生きてたりゃ……また噛んだ……」


 イイチくんのキャラが滑舌悪いキャラで固定だね。

 そう思いながらこの建物を後にした。


♢♢♢


「…………蓮。さっきの猫カフェもっかい寄ってもいい?」

「え?」

「猫吸いがしたくなった」

「分かりました! もう一度行きましょう!」


 犬派なのにごめんね……。

 私、猫派だったんでしょうか?


 とにかく癒されたい。

 辻村さんめちゃめちゃ鋭いし、疲れた。


「あっ! 檸檬ちゃん、また来てくれたんだ!」


 みなみさんが受付を担当していた。

 蓮はお手洗いということで近くのコンビニに行ってしまった。


「はい。なんかまた猫に癒されたくなってきちゃって……」

「猫ってホントすごいよね~……ハッ、今ならお客さんも少ないからゆっくりできるん……じゃないかな? お姉さん、奢るよ?」

「ありがとうございます……いや、自分で払いますよ……ほんと30分ぐらいで出るんで」


 疲れがたまっていたからなのか、私は気が付かなかった。

 あの人の匂いに……


「それじゃあ、今日はもう帰っちゃったの?」

「はい……我々も本人から理由を聞いてないんですよ、既読は一向につかないし……」


 今、お店にいる唯一のお客さん。

 それは……さっきまで行動を共にしていたあばら骨折者、辻村さんだった。


 マズいマズい、平常心平常心。

 うん。普通にあっても破竹の勢いで逃げたいです。

 ごめんなさい。


 猫吸いしたい……でもぉッ!

 とりあえず蓮に連絡しないと……アッ! あの簪、絶対出しちゃダメだ!


 最悪だ……油断してポケットに入れちゃったよ……!

 見つかったら即バレだよ、どうしてあんな約束したんだろう……!


 蓮に連絡してから猫ちゃんたちが集まっているところに向かう。


「こんぶ~しゃけ~うめ~おかか~……」


 おむすびの子どもらしいこの四人。


「すごいね、常連さん?」


(……見知らぬ小学生にいきなり話しかけてきますか?)

  ※一周回って逆に冷静になった人 ※²檸檬はまだ小6です。


「えっと……今日が……二回目です」


 小学生らしい反応をせねば。


「へえ! それは凄いね。僕は何回か来てるけど、未だに全員のこと覚えられないよ。ね~たかな~?」


 いや、あってますやん。

 ちなみに、たかなもおむすびの子。


「顔と名前を一致させるのは得意な方なので……」

「檸檬さま!!!!」


 蓮が大きい声で入店して来た。


「檸檬……」

「お客様? 大声はお控えください」


 すぐ店員さんに怒られてたけど。


「彼氏くん? デートかな。若いね~」


 あなたも十分若いと思いますが?(辻村は24)

 二十代後半と三十代、敵に回してますよ?(四十代は若くないってか!)


「蓮くん、もうちょっと静かにね(そして中学二年生らしい行動をしようか)」

「わかった。ごめん」


 しゅんとする蓮。

 さては犬系だな?


 辻村さんに正体がバレないようにしていたらまたおむすびちゃんが私の方の上でくつろいできた。


「またおむすびちゃんが乗ってる!」


 みなみさんがまた下ろそうとすると、ぴょーんと辻村さんのお腹を足場にして逃げて行った。


「グッ…………」


 お腹に乗られた辻村さん(骨折者)は痛みに耐えていた。


「だ……大丈夫ですか……?」

「ま、まあね……ちょっと怪我しているから…………」


 本気で辛そう……。

 っていうか、この時間でここにいるなら病院、行ってなくない?


「ホントに大丈夫ですか? 病院とか……」


 蓮もそれに気が付いたのか病院という単語を出す。


「大……丈夫だよ」

「そんなに悶えてて大丈夫なわけないじゃないですか! 行ける時に病院は行っといたほうがいいですよ!」


 私の両親は同じ車に轢かれたが、父は一分早く病院についていれば助かったかもしれないらしい。


「……キミの言いたいことも分かるけど、子どもの為にも今日は帰らなきゃいけないんだ。我が家にはまだ〝サンタさん〟が来てないしね」

「…………」

「妻もいないし、今病院に行ったらおそらく入院。早く帰らないといけないんだ」


 じゃあ、なんでねこカフェ寄ってるんですか?

 ……仕事と信じてます。


 それはそれで骨折者を働かせる仕事だし、よくないか。

 ……本当になんでここにいるんですか?


「〝サンタさん〟か」


 ……私の〝サンタさん〟はもういない。

 さすがに蜜柑さんから貰うのもどうかと思うけど……。


「出会ったばっかりの私が言うのは何ですが、お子さんにプレゼント届けたらすぐに病院行ってください。私の〝サンタさん〟みたいにいなくならないように」

「……『はい』以外受け付けてない顔だね。わかった。生きている限り」


 かなり危険な仕事かもしれない。

 けど、わたしみたいな子(孤児)を増やさないでほしいかな。


「また会えたらね」

「会えますよ!」


 貴方が私たちを追い続ける限り――


「絶対あって確認しますから」


 そうして辻村さんはお店を出て行った。


翆「っやっべえ、投稿忘れてた!」(いつもより九、十時間ぐらい遅い)

小「それはそれは投降すべきな出来事ですな」

翆「わたしには敵いませんからね!? 敵、居ませんから、ね……?」


追記:焦り散らかして題名入れるの忘れてました。申し訳ありません!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ