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12月7日

 フィギュアスケートの世界ランキング1位の誕生日の今日は、キケロが暗殺された日でもある。

 そんなこんにち、商店街ではクリスマスツリーが特売されていた。


「かっちった」

 こたつむりになってゲームをしている雪女の目の前に、120㎝のポットツリーを置く。

「ひかみって商店街の売り上げに毎日貢献しているよね」

「買いたくなる商品をチョイスしている商店街が悪い」

「子連れを除いたら買うのひかみくらいだと思うよ、流石にツリーは」


「他に特売してるのなかったの?」

「お札チョコ」

「何で?」

「多分、秋田の偽札事件からかな」

「チョコは買ってないのね」

 甘いものが食べたかったのか、雪女は少しだけ残念そうな顔をした。

「ツリー持ってたからな」

 なので今日の夕食は冷蔵庫の中の余り物で。

「飾りは?」

「買い忘れた」

 まったくと、コントローラーを置いて、彼女がツリーに手を向けるとツリーは氷の飾りを着飾った。

 透明のベツレヘムやベル、トナカイに雪の結晶などなど、それらは部屋の照明の光を反射し煌めいていた。

 ただ部屋に氷の造形が溢れた事で、温度が下がった気がする。

「さっむ!!」

「炬燵入りなよ」

 雪女にこたつに誘われて片足を突っ込めると

「つっめた」

「冷やしておきました」

 そう言って笑った彼女の笑みは久しぶりに見たような気がする。

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