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元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~  作者: アオ


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30/31

#30 元の世界へ

皆さん、こんにちは!アオです!

「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!

「それで俺たちはどうやったら元の世界に帰ることができる?」

いろいろ話を聞いてきたが俺が知りたいのはその部分だ。

「……おそらく、私がさっき使っていた呪文で出現させた穴から

 異世界に帰ることができると思うわ」

「でも私たちが元の世界に帰ったところでこの体はどうなるの?

 今、私がしおりであるようにエインが透であるように

 もともとのその子たちはどうなるの?」


「さあ?それは知らないわ。別にそんなのどうでもいいことじゃないの?」

生徒会長の意見に正直俺もうなずく。

「確かに元の世界に戻ったらどうでもいいかもしれないわ!でもそれでも

 こちらの世界で使っていた身なんだからそれくらい知りたいでしょ!」

驚いた、いざというときに頼もしいセフィアの性格にこんな

一面があったなんて。おそらくそれは俺よりもこちらにいる時間が

長いからだろう。今の俺は一刻も早く元の世界に戻りたいのだ。


「じゃあそれを知ったところでどうするの?もし戻らなかったら

 あなたは何かをするの?そもそもこちらの世界に戻るの?」

生徒会長のその言葉にセフィアは言葉を詰まらせていた。

「セフィア、もういいから早く元の世界に戻ろう」


セフィアは唇をかみしめた後に俺の顔を見て一言。

「わかった」

「生徒会長頼む」

「わかったわ、スターダーク・ヴォルテックス 」

呪文が唱えられると何度も見たあの穴が出現する。

結局、生徒会長が本当に何をしたかったのかはあまりわからなかったが

何カ月も求め続けていたことがやっと叶う。

俺はセフィアの手を引いてその穴の中へと足を踏み入れる。

その中に入った瞬間、とても強い光に包み込まれて俺は気を失った。


次に目を開けたときには見たことのある天井が見えた。

確かこの天井はいつも泊っている宿だったはず……

部屋から廊下に出てみるとよく知っている光景が。

「やっと、やっと戻ってきたんだ」

そのタイミングで隣の部屋からはセフィアが出てきた。


「私、すっごく変な夢を見た気がする。別の世界に行く夢。

 エインもいた気がするけど……?」

記憶があいまいなためかセフィアは夢という形で覚えている。

「夢じゃないな、俺も実際に体験したよ」

「そっか、やっと戻ることができたんだね」

「ああ、本当に久しぶりの世界だ」


太陽はすでに上っておりこの元の世界の空気を久しぶりに吸った。

「でも私たち、あの世界へ行く前に魔王と戦っていたはずよね。

 ならそのときのダンジョンにいないのはなぜかしら?」

「もしかしたらあの世界で魔王を倒したことによって

 こちらの世界でも魔王を倒すことができたのかもしれないな」

「だといいけど……」


セフィアはそう言って、どこか遠い目をしていた。

「異世界のことが気になっているのか?」

「ええ、エインが異世界にやってくる何年も前から私はあの世界に

 やってきたからね。この感じが久しぶりでうれしいけど

 何よりもしおりたち上手くやっていけてるのかなって」

「またそんな心配をしているのか。ただセフィアの気持ちも

 わからんでもないけど」

どう言うのが正解かわからず言葉を詰まらす。


「気分転換に一回、外でモンスターと戦ってみないか?」

魔王を倒したとはいえモンスターは知らないうちに増殖しているらしく

モンスターがいなくなることはないという。

だからこそ冒険者や勇者といった職業は未来永劫残り続けるのだろう。

「そうね、魔王戦で結構疲れてたけどその辺の雑魚たち相手なら

 大丈夫でしょ!そうと決まったら行くわよ!」


相変わらず、俺が言ったことをあたかも自分が言ったかのようにして

行動に移すその速さだけは見習いたいものだ。

部屋に置いてあった剣を持って俺たちはモンスター討伐を開始する。

手に握っているこの剣の感覚、ああそうだよこの感じだよ、この感じ!

胸が高鳴るのがはっきりとわかる。


やっぱりあんな狭い空間で戦うよりもこうやって爽快に戦える方が良い。

異世界へ転生するという経験を経て俺はいろいろなことを学んだ。

基本はあの世界の事についてだが、一部こちらの世界との違いも含めて

どれだけこちらの世界が冒険者たちに寄り添っているのかということが

はっきりと感じた出来事だった。


でもあんな長い時間勉強させられるような環境があることは本当に

嫌だった。向こうの世界で書物を読む時間も多かったこともあって

こうやって体を動かして戦うのに加えて少し魔法について

調べてみたいという興味がわいてきた。

「なあセフィア、魔法について教えてくれないか?」

「珍しいこと言い出すのね。でもどうして?」


「ほら魔王戦を含めて回復呪文とか唱えれたらな~って思って」

「そういうこと。まあ回復呪文は私の専門外のことだけどね。

 いいわ基礎から応用までみっちり叩き込んであげるわ」

これからみっちり叩き込まれるのか……少し気は引けるが

戦闘能力が上がるのなら問題なしだ。

本当に異世界転生からいろいろなことが学べた。良いことも悪いことも

全て。この職業において案外良かったのかもしれない。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

ちなみに次回でおそらく最終回となります!次回に関しては

元の世界に帰ったエインとセフィアの物語&元の世界に戻ってきた

透としおりの物語となっています!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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