#31 エピローグ
皆さん、こんにちは!アオです!
とうとう最終回となります!
「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!
元の世界に戻ってきたから早数日が経った。
俺はその間にセフィアから魔法の指導を受けていた。しかし未だに
習得できた呪文はないがもともと俺は肉弾戦を得意とする戦士だったの
だから仕方ないと割り切っている。
「なんて言うのかなぁ~……今のエインには呪文に魂を込めている気がしないわ」
無慈悲な言葉に少し心にダメージを負う。
結構、込めているつもりではなるが実際に見たならそんなことないのか。
頑張っていることもあって少し残念だった。
「ま、それができるまで私もとことん付き合ってあげるから安心しな」
やっぱりこういうところが頼もしいと思える点だ。
そんなこんなで俺たちがモンスターなどを討伐していると
いろいろな町の人から声をかけられる。
そしてみんな口をそろえてこういう。
「やっと元の冒険者が返ってきた」と……最初こそその言葉を聞いただけでは
全く何のことかわからなかった。
しかし何度も聞いていくうちにこれまでの転生のこともあって
全てがわかった気がする。やはりあの世界で俺たちが過ごしていた人
つまり透としおりと俺たちは入れ替わっていたということだ。
町の人はみんな言う、ある日からいきなり「戦い方がわからない、怖い」など
普段の俺たちで言わないようなことをずっと言って戦おうと
しなかったそう。それがこうやって元のように戻ったから
驚いているんだと。まあそりゃああんな平和な世界に住んでいた人たちから
すればこの世界なんて危険だらけだ。戦いたくないにきまっている。
やっぱり俺たちは別の世界同士で入れ替わっていたということになるのか。
「なんだか俺たちって結構不思議な体験をしたよな」
「だね、案外あっちの世界も楽しかったし自由に行けるならたまに
息抜き程度に遊びに行きたかったんだけどな~」
「さすがにそんなの難しいだろ……いやそんなことないかもしれない」
少し考えればわかる話、俺たちが向こうの世界に転生したのは
生徒会長が唱えていたあの呪文だ。
つまりあの呪文を使って向こうの世界に行くこともそしてこちらの世界に
来させることもできるかもしれない。
「一度、調べてみるか!」
向こうの世界で調べるという行為にはまった俺は
呪文を覚える傍らであの世界へもう一度行く方法を探していた。
「あっ、こういうたぐいの魔法じゃない?」
探してやっと見つけたあの呪文……それを唱えて久しぶりの向こうの世界に
行けるのはまた別のお話……
一方そのころ、向こうの世界では……
俺、相沢透は見たことある天井に驚きを隠せなかった。
「えっ……どういうことだ!?もしかして」
興奮を抑えきれずにあたりを走り回る。
この感じとこの空気間、この風景、やっと戻ることができたんだ。
俺が興奮しているとスマホにメッセージが来る。
幼馴染であるしおりからだった。
「もしかして戻ってくることができた?」
「そうみたいだ。これでやっと怖い思いをすることがなくなる」
俺たちは夢だと疑いたくなるようなことが起こったのだ。
おそらく他の人に話をしても絶対に信じてくれない。
それくらい現実離れした世界にいた俺たち。どうしてあんなゲーム
みたいな世界に言ったのかそしてどうして今こうやって
元の世界に戻ることができたのか全くわからない。
でもそんなことよりも今こうやって過ごせているだけで幸せだ。
テレビをつけると見たことある風景が映し出されていた。
「えっ!?俺たちの学校!?」
すぐさま、しおりに伝えてテレビを見るよう促した。
テレビから聞こえてくることに耳を疑った。
「連日起きているこちらの学校の謎の出来事。
市の教育委員会によりますと数日前から校内に謎の生物が
出現。教員らによって一時期いなくなりましたが二日後に
もう一度出現。その際には最初に出現した生物とは
違う生物もいたということです。そして昨日、また校内に
大量の謎の生物が出現。さらにその後には屋上部分からとてつもなく
大きな岩のような建物が出現したそうです。その後こわれた部分も
完全に元通りになり校内に取り残されていた生徒一名が
意識を失ったまま発見されたそうです」
「また警察によりますと意識不明の重体となっているのはこの学校に
通う女子生徒、御堂暁さん18歳だということです。
学校側はこれまでの一連の出来事も含めて警察や市の教育委員会と
ともに調査を行うとのことです……続いてのニュースです」
テレビからしばらくの間、目が離れなかった。
え、俺たちがこの世界にいなかった間に学校で変なことがあったのか。
「意識がない女子生徒って生徒会長よね?」
かなりすごい出来事が起こっていたためあまりよく確認していなかったが
確かに聞いたことある名前で生徒会長だ。
「……もしかしたらだけどこの出来事と私たちが別の世界に行ったのも
関係があるんじゃないかしら?」
しおりのそのメッセージに驚く。
「確かにその可能性ありそうだな。臨時休校明けに先生に聞いてみるか」
「そうね。何か大きな手がかかりがあるかもしれないわよ」
読んでいただきありがとうございました!
ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!




