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元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~  作者: アオ


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21/31

#21 魔法

皆さん、こんにちは!アオです!

「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!

奥に何体もいるスクワイア・ゴブリンを見る……そこそこの数だが

倒せないことはない。やるしかないな。

無言で自分自身の欲望のままに剣を振り回す。金属音が何回も聞こえる。

ところどころから見えるその緑色の肌に向けて攻撃を放つ。

しかし数的不利は圧倒的の差だったのかもしれない。

後ろから回り込まれてしまい、攻撃を食らう。

「う゛っ」


こちらの世界では初めて食らった痛み。向こうの世界ならこんな痛み

全く食らったことがないのに……激痛が走る。

俺はそのまま勢いよく地面に倒れる。思うように体が動かない。

「とっ、透!ライトニングバード!」

その驚きの光景に目を見張った。うそだ、この世界には魔法が

存在しないはずでは……いや一応俺が魔法を使えたが


そんないろいろなことを考えている間もなく

金色に発色した大きな鳥がスクワイア・ゴブリンの群れを襲う。

鳥が飛んでいった周りには電気が走る。その電気でも一体、また一体と

モンスターたちが倒れて行った。その光景にボーっと見ることしかできなかった。


倒れたモンスターたちと真反対に立っているしおり。

息が切れたようで少しだけ疲れている様子だった。そしてその手には本があった。

「とっ、透大丈夫!?」

しおり自身の体力回復をする前に俺のところへ駆け寄ってきてくれた。

「あっ、ああ……しっ、しおりさっきのは?」

理解が追いつけず俺は動揺しながらしおりに問いかける。


「わ、私も何が起きたのかわからない……でっ、でもこの本があそこに落ちてて」

「本?」

「うん、さっき透が剣が落ちてきたみたいに壁に突然空いた穴から

 この本が落ちてきて。見てみるとさっき使ったような言葉が

 載ってて、なんかわからないけどこれを使っている私が昔いたような気がして

 えっとだから……とにかく透を助けたい一心でやったらああなったの」


「その本を見せてくれ」

しおりから受け取った本には聞きなじみのある呪文が書かれていた。

間違いない、これは魔法使いが持っているような魔導書だ。

でもなんでこれが?いやそんなことを考えている場合ではない。

「しおり体調は大丈夫か?」

「体調……?少し疲れみたいなのが来てたけど大丈夫だよ!」

そう言ってピースをしてこちらに笑顔を向けてくる。


「ならいいんだが、おそらくそれは呪文が載っている魔導書だ」

「呪文?魔導書?……もしかして今、私魔法を使ったってこと!?」

「ああそのとおりだ。それで前同じようなときに俺が魔法を使ったのを

 覚えているか?一回目の謎の生物が現れたときだ」

「うん、確か謎の生物を氷漬けにしてたよね。それで透がいきなり倒れて」

「そうだ。おそらくだが魔法を使うと体力を消費する。そのせいで俺は前に

 倒れた。もししおりの今のが魔法なら体力を使うはずだ。体力管理だけは

 しっかりしておけ。そして絶対に無理をするな」


「うん!魔法か~!これで私も攻撃できるかも!」

正直、さっきはやられたかと思った。しおりの攻撃がなければやられていたな。

数的不利はそうだがこれでしおりも攻撃が可能となった。

補助をしてくれるからかなり立ち回りが楽になりそうだ。

……この状況、なんだか俺が元いた世界と同じだな。


俺が肉弾戦を行って、もう一人が呪文でアシスト。

完璧なコンビで魔王戦まで二人だけで行くことができた。

通常、冒険者パーティは四人程度で構成されることが多い。肉弾戦二人に

魔法使い一人、そして神官のようなヒーラーが一人。

そんな通常とはかけ離れた俺たちのコンビだったがそれがまた最強だった。


それが今、人は違うがこうやって実現された。これならいけるはずだ。

「しおり、その魔導書に書かれているのは基本的に攻撃魔法だ。

 たまに特殊効果が載っているかもしれないが自分が打ちたい魔法を打て。

 体力だけは気を付けて自由に楽しくやって行こうぜ!」

さっきまでのあの絶望とは違って今の俺たちなら何でもいけるような気がする。

たとえ強敵にだって俺たちなら絶対に勝つことができる。


「うん!透も無理はしないでよね」

「わかってるって、しおりがいればいけるはずだ」

その後、俺たちは二階の教室に残っていたモンスターたちを片付ける。

これまでこの世界で見てきたモンスターや元の世界にいた

モンスターたちもたくさんいたがしおりの魔法と俺の攻撃で

無事、倒すことができた。やっぱり最高の組み合わせだ。


「しおり体力は大丈夫そうか?」

「うっ、うん。何とか」

とは言ったものの結構息が乱れているみたいできつそうだ。

「無理するなよ、次の階は上がる前にいったん休憩していくか」

「ごめんね。私が足を引っ張っているみたいで……」

「気にするな。それにもともとこんなことになるはずじゃなかったからな」


これまで倒してきたモンスター全て、もともとは俺がいた世界にいたはずの

モンスターだ。それが何らかの理由によってこちらの世界へ来てしまった。

おそらく俺がこちらの世界へ来た原因と同じで。

だからこそ謎の部活との関係もある気がする。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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