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元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~  作者: アオ


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18/31

#18 オカルト研究部

皆さん、こんにちは!アオです!

「元の世界へ戻るために~とある部活と異世界召喚について~」をどうぞ!

少し張り詰めた空気の中で俺たちは黒く塗りつぶされていた部分を

消しゴムで消していく……少しずつオカルト研究部について書かれているのが

見えてくる。しかしその内容は目を疑うものだった。

「えっ、情報少な……」

しおりが声を出すのも無理はない。活動開始日の欄には不明、活動実績に

ついてはなし活動内容についても不明。そして謎の一般入部不可の文字。

入部人数は一名。備考欄には"先生も存在を知らない部活、活動内容を

現在調査中"と書かれていた。


「どういうこと?」

「……わからない、ただこのオカルト研究部にはたった一人の部員がいて

 この部活を知っている人はおそらくこの本の筆者を含めて二人。

 わからないけどこの部活がひょっとしたら俺がここに来た原因かもしれない」

この部活についてもっと知りたいと思ったが本に書かれている内容は

これで全てだ……でも重要な手がかりのようなものを手に入れることができた。


「待って、次の空白のページに付箋が貼られているわ」

しおりに言われるがままにそのページを見る。そこには

"オカルト研究部は私がここへ来てしまった原因だ。もし同じような者が

いてこれを見たならオカルト研究部について調べてくれ。このメモは捨てろ"

ここまでもやもやしていたものが少しだけ晴れた気がした。


「やっぱりこのオカルト研究部が俺がこちらの世界に来た原因かもしれない。

 よしっ、このオカルト研究部についてもっと調べるぞ」

「ちょっと、そうは言ってもそれ以外の手がかりは何一つとしてないんだよ。

 そんな状況で調べることができるの?」

「この図書室では無理かもしれないけどこれまで行った図書館を

 もう一度調べてみよう。そしたら何かつかめるかもしれない」


ここまで来たんだ、誰が何と言おうともこの部活の正体を

暴いて元の世界に帰るんだ。そう思うとやる気が満ちてきた。

それから数日後、まずは近くの図書館へ俺たちは向かった。

これまでは異世界転生のジャンルで探していたがそれをオカルト研究部の

ものに変えてみる……しかし思った以上に調べるのは難攻した。


オカルト研究部について書かれている本が全然ないのだ。

フィクションと言われる小説も見つけれたのは数冊。

どれだけこの世界で興味がないのかがうかがえる。

「くそっ、ここの図書館では手がかりがなかったか」


「……透、こうやって図書館とかで探すよりも校内に実際に

 オカルト研究部に所属している人たちを聞いて回ってみたら?

 そっちの方が早いと思うわ。それにあの本を見るにまだ

 部としては存続している可能性が高そうだし」

確かにしおりの言う通りかもしれない。


「でもそれだと先生に目を付けられそうじゃないか?

 それでしおりが変に疑われるのもよくないし」

「……全然別の人に変わったと思ったらそういう優しいところだけは

 まだ透のまんまなんだね。大丈夫よ、透の力になれるんだったら

 全力で協力するよ。たとえ先生に目をつけられても」

そう言うしおりの目からは俺に対する熱量がうかがえた。


「っ、ありがとう。しおりは本当に透のことが好きなんだな」

「えっ……あっ……そ、そうだ、だけど?」

俺が言ったとたんしおりは慌てるようにしながらも同意する。

そっか、今の構図的に俺が透だから言っている意味が

結構やばいのではないか?まあいいや。


週明け、とりあえず俺たちはクラスの人全員に何の部活に所属

しているかを聞いて回り始めた。クラス全員の部活を聞きまわった

ころには結構変な噂になっているようで中には自ら所属している

部活を名乗り出てくれる人までいた。それは助かるのだがやはり

全員調べるための把握作業がとても時間がかかった。


それから約一か月ほどの時間を要してやっと二年全員の所属している

部活を調べ上げることができた。ここまで本当に骨が折れる作業だった。

「やっと、わかったわね……でもオカルト研究部に所属している

 人は二年には誰一人としていなかったわ」

しおりの言う通りこれだけの人数がたいにも関わらずオカルト研究部は

一人もいなかった。ということは他学年ということだろう。


この一か月、これだけ頻繁に人に聞き込みをしていたものだから

当然何回も先生に"それをやって何の意味がある。中には言いたくない

人もいるだろうからやめなさい"と注意が入った。

それから先生目をつけられたこともあって派手に聞きまわることは

出来なかったが、何とか長い時間を使ってここまできたのだ。


「これを後二学年分か~、時間はかかるけどいけそうね」

「いや厳しいかもしれない、すでに先生に目をつけられてしまっているから

 学年を越えた場合注意だけでは済まされないかもしれない。

 先生に見つからずに何とか聞く方法はないのか」


すでにここまで一か月の時間を費やした。早く元の世界へ帰りたいという

欲を何とか抑えに抑えまくった結果だ。今まで以上に時間がかかる

この作業で何の成果も得られないとなると相当きつい。

そうなる前に別の案が欲しいところだ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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