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コカトリス  作者: 時雨 朱
第1章 鉄の世界
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0006 鉄の世界6

「本当に人間じゃないの?」

「忘れた、でも。」

死なないんだと、青年は一つ呟いた。

「じゃあ。おばあさんは知ってる?」

青年はタメ息をついた。

「いつも鍵はランダムに移動するから、分からないんだ。何処にあるか。拘束魔法で一番大切な編んだ部分だからな。で、どうしたい?」

「どうしたいとは?」

「殺されるぞ、おまえ。」

「な、なんで?」

「オレを出したから。いや、殺されるよりもたいへんなことになるかもな。能力が発動している間にここを出た方がいいと思うぞ。」

「これでも植物魔法のスペシャリスト、ジュナさんにお任せあれ!ねえ、ロク。」

「・・・誰だ?それ?」

「名前が無さそうだったから、今つけました!では、私の手をとって!」

「ロク?!」

「一緒に出よう!」

屈託の無い笑顔で言われた。

「私、ロクのことが好きよ!ロクのために頑張る。」

ロクは踵を返した。

その時、植物魔法の蔦がロクを取り込み、植物の波が要塞中に溢れた。ロクは植物の中に仕舞われた。

「ガーベラ、何処にいるの?分からなくなった?」

花は揺れる。

上をさした。

植物たちを後退させていくと、中からロクが出てきた。

「人のいうことを聞け!」

かなり、弱っていたので、植物で移動することにした。

風が気持ちいいとロクは思った。

植物に乗ってた。

となりにジュナがいた。

殺されるだろう、3日のうちに。




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