4/35
0004 鉄の世界4
おばあさんにいつもの花を持ってくると、おばあさんに早速聞いた。
「あれは知り合いからもらった、金庫の鍵だよ。」
「そうですか。」
この人は知らないとジュナは思った。
ジュナは母に鍵を見せた。
「あの、お母さん、これ。」
お母さんの顔が青くなった。
「・・・捨てなさい。」
「え?小さくて聞こえない?」
「捨てなさい!!!できるだけ早く!」
それ以外、ジュナは母に会ってない。
ただ、捨てないと言っただけで家から出てけと言われた。
今日中に出てけといわれたので、家族旅行用のキャリーバックに必要最低限の物を入れて、母にそそのかされて家から出ていかされた。
「・・・。」
ジュナは鍵を見る。
家の鍵ではない。
あの牢の鍵だ。
青年が特別、明かりに気付くとギョッとした。
何か前が植物でうねっている。
「・・・何だ?」
「すいませーん、この拘束魔法をかけた人に覚えはありませんか?」
「・・・。」
「あの。」
「・・・・・・。」
「黒羽家の者です!あなたには母に説明させてくれないと私は家に帰れないの!お願い!一緒に家まで来て!」
「・・・帰れ。」
「あー、また声が小さい・・・。」
「帰ってくれ、何で来た。」
ジュナは鍵をおばあさんにもらったことから、家を追い出されて、家の鍵をもらってないことまで話した。
「・・・。」
返事がない。




