0029 捜索網2
「じゃあ、レインとか人間殴ったりすると激痛走るの!ロクは!」
「いや、人間に危害を加えるシナパスでなるらしい。かけたやつがすごいやつでさ。」
「その人は?!」
「最高の禁術魔法の使い手だった。たくさんの悪行をして、死んだよ、みすぼらしく。」
「禁術?魔法ではないの?」
「まあ、そういう高みに登った人もいるのさ、多かれ少なかれ。善きにしも悪きしも。」
「私のシャルロットじゃ取れない?」
「そうね。」
ルナナティアがリビングにはいってきた。
「私が引き継いだ拘束魔法の中にはなかったわ。そうとうな使い手ね。普通弱まるのに。」
「シャルロットの剣は人を切れないよ。」
「じゃあ、何でロクはいないの?」
うーん、とレインはどう説明さたらいいかどうか、と悩んだ。
「大人にはきっちりとした法律があって、ロクは法律にひっかかったと考えれば分かりやすいかな?今は会えないと思うよ。」
ジュナは踵を返した。
「分かった。自分だけの力でロクを取り戻す。」
「危ないと思うよ、お嬢ちゃん。」
「もう、いくつ?!」
「19」
ジュナの時が止まった。
30才代だと思ってました、ハイ。
「レイン、19才?!!未成年だったの?!」
「お酒は飲むけどな。」
「で、どこにいるの?」
「うーん、どっかの要塞。」
レインが目を開けると、そこにはジュナはいなかった。植物魔法で瞬間移動したからだろう。
花弁を追って、藤の花は探すものまで道を作る。ジュナは自分の魔力と魔法に絶対的な自信を持っていた。
しかし、藤の花の花弁は人気が無さすぎる場所で止まってしまった。
「この、中?」




