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0002 鉄の世界2
休日になると、ジュナ・黒羽は母にこう言った。
「おばあさんのお使いに行ってきます!」
「ねえ、私の者にならない?」
ルナナティア・トーンは格子の縁に傾げながら、青年を見た。
鎖が少し揺れた。
「ごめんなさいね、また来るから。気が変わったら返事頂戴?私はその一族の中でも最もあなたに与えられる影響力は多いはず。私ものになりたかったら、世界を一緒に壊しましょう。」
ルナナティア・トーンは牢から離れた。
ルナナティア・トーンは誰かといれ違えになった。
「?!!!!!!。」
透明だった、こんなに人がいるのに誰も気がつかない。
ルナナティア・トーンは踵を返した。
そして、こう言った。
「いるのよねー、神様頼みにへんな気おこすバカ。」
ジュナ・黒羽は透明になる魔法を解いた。
「・・・ここ、銀行?なの?」
どの牢にも、何もいない。明かりも最小だ。
ジュナは魔法を起動した。
「ガーベラ。」
ジュナの前後左右から植物が飛び出て、前後左右を捜索する。
「ジュナ。」
「どうしたの?ガーベラ。」
「あの、男性がいる。」
「?もう少し、詳しく。」
「だから、かなりの拘束魔法で編んだよく分からない魔法が何十個もついてる男性がいる。」
「おじいさんの形見じゃないの?!」




