0166 心臓1
「・・・おまえ、人じゃ無いな。」
ジェクルスが考え付いた答えはこれだった。
「こちらから行くぞ、それは魔力をキャンセルする剣だな。」
ジェクルスが剣を二回回すと言った。
「へえ、見ただけで分かるのか?」
「あのエウレサってやつ、かなりの確率で人間だが。」
燐瀬が遠くで聞いていた。
「レイン、あの子は影魔法という、あまり戦闘で使わない魔法を使ってます。それも、かなり手慣れてて、巨大な魔量をもってますね。元来、ジェクルスは魔法は苦手らしいです。」
「あの巨大槍は敵の視覚を防ぐためが大きい、手数の多い魔法に頼った方が戦闘能力かが上がる。わざとやってるな。」
ルナナティアと燐瀬がいうと、レインはジュナに飛ばした。
『ジュナ、ジェクルスが戦ってるのは人間だ。』
『分かった、ロクに繋げる。』
『一瞬な。』
さるすべりがレインの前に咲いて、レインが待っていた。
『ロク、その人間、何か吐かなかったか?』
『?。魔王を封じてる鍵だが。』
『ロク、そいつは諦めてる。殺した方がいい。』
『分かった。』
脳波だけで会話していた三人は、一旦切って、エウレサにジェクルスは言った。
「おまえ、死んだ方がいいのか?」
突然、言われてエウレサは矢印魔法を360度からかけてきた。相当怒っているらしい。
ジェクルスは全方向の矢印を掻い潜り、悩んだ。
「分かった。痛いぞ。」
ジェクルスの目付きが変わった。
数秒で、エウレサは意識を失った。
「どうする?」
「止血しないと、危ないね。本人に聞く?」
「おまえ、魔王に心臓おしこまれただろ。その魔王は心配しなくていい。死ぬと魔王が出てくるのか?」
子供になったエウレサは、血まみれのまま立った。
「じゃあ、どっかの外れまで転移魔法で飛ぶ!」
エウレサはドリオスト王と目が合った。
「何なんだ?こいつは?」
「話してないのか?死ぬと魔王が出てくる厄介な仕組み。」
ドリオスト王は言った。
「こいつが言ったのか?生に執着する身分だ、嘘では?」
「誰がそんなこと言ったんだ?」
エウレサが言ったら、ジェクルスが言った。
「おまえの妹。」
ドレスを着た、女の子が出てきた。
「後、おまえ。」
エウレサが出てきた。
「どうも。」




