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0149 過去3
居酒屋の特別な部屋で、ジュナにここまで話したロクだった。
「ルナード王に言付けしたの、名前ロクにしてくれって。」
「ジュナ、何かさ。拷問されてると、生きてるとか、幸せとか、分からなくなってくんだよ。何か、寝て起きた時は飛んでたのに、それからスルスル羽が抜け落ちて最後には、寝る直前には、大地に落ちるんだ。」
「ロク、話してて辛い?」
「どう、なんだろう?」
「そうか。じゃあ、帰ろっか。明日はまた仕事で映画の収録なの?」
「ジュナ。」
ロクはジュナの両手を取った。
「全部ジュナのおかげだ。ジュナの魔法のおかげでオレは人が何たるものか分かった気がする。こうして、人を暮らしている。ジュナのおかげだ。だから。」
ロクは目を閉じて言った。
「何かあった時は全力で頼ってくれ。ジュナなら、己を預けられる。」




