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コカトリス  作者: 虫灯暇
第18章 過去と弟子
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0148 過去2

ロクは何も出来なかった。

ロクは自身を守ること以外考えられないほど、人は脆く、裏切り、醜くかった。

そういう人が、ロクが不老不死だからと、ロクが殺人したからと、ロクが強いからと、結局は人はロクに何も与えなかった。

なぜならば、魔王が強すぎた。

魔王は魔法を使う。人は魔法を使えない。ここに、何もない大きな壁ができていた。

食物連鎖の頂点に立った魔王は、人をもっと醜くくさせた。

ロクは混乱した。破滅した。嫌になった。人を怖がった。

そして、人は魔法を、魔王から派生した人類が出来た。

その瞬間をロクは見た。

ある魔王から、雪の中、人類は生まれた。

魔王も人類を食べることが出来なくなって、死んでいった。

雪の中、作られた魔王の持つ魔法を使う者たちは、徐々に人数を増やす。

ロクを何かが襲っていた。

安堵より、孤独。

しかし、人類はまたロクを幽閉した。

オーウィン家は言った。

『魔王を倒すのに、試験を与えなさい。』

それは、ロクが一人で、魔王をころすこと。

剣で殺すこと。


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