0142 映画とその反応2
テレビ番組でレギュラー番組を二つ貰えた。
一つは何気ない、トーク番組で相づちを打つ番組枠だが、もう一つは、ジェクルスが健康を取り上げる番組のコメンテーターになった。
ジェクルスはジュナに言ってた。
「相づち打つだけでも、こんなに大変なんだな。」
「今日の健康ページは、鬱症状についてです。」
「私は子供生んだ時、ちょっとつわりでなりましたね。」
「オレは魔王と4日間くらい戦っていたら、結構鬱症状ですね。」
ジェクルスが前で腕を組ながら、言った。
「あの、サインよろしくお願いいたします。」
「そういうのは事務所を通してお願いいたします。」
マネージャーに聞いた。
「OKです。ジェクルスさん、打ち合わせの見学しません?ドラマなんですが。」
「ドラマ?」
「社長が是非。」
ドラマ配役が決まった。隣の内のお父さん役で、サスペンス物だった。犯人ではない。
そういえば、全く魔王が出てこないので、次は映画の役者やらないかとオファーが来た。
魔王が出たのだが、小さすぎて、10分で終わったので、オファーを受け持った。
ジュナは洗面台で手を洗っていた。
手をふいていないのに、手が乾燥した。
変に思ったが、ジュナは忘れた。
「あの、ここで人の病気が治ると聞きましたが。」
クルリと後ろを向いていた人を見て、ヒッと女性は悲鳴を押し込んだ。
「はい、ぼくは医者なので。まずはここにサインを。」




