0138 輪廻の切り札3
ルナード王はジェクルスの名を改めてやった。
ルナード王は言った。
「何故、不老不死を隠していたのか?」
「人間に会うと、年齢と老いで分かってしまうで。ラファエルら大天使を殺したのは大罪人でしょう。」
ルナード王は言った。
「わかった。ジェクルス。ここにシンシニア国に籍をおき、ジェクルス・リリノの勲を送る。」
「ありがとうございます。」
「ジェクルス。さすがだな。魔王殺しなことはある。」
「おまえのお父さんは、気がきくな。」
「ルナード王に語ったこと、本当なの?!!」
ジュナが驚いた。
ルナナティアが新しいコートを着ながら、ジェクルスに言った。
「これからはジェクルスね、ジュナもジェクルスって呼びなさい。」
「わかったわよ。ジェクルス、本当に殺したの?」
「しかし、これで国連も受理だ。もう、人権持ったな。ジェクルス。」
レインがやってきて言った。
窓からは赤薔薇の花弁が待っていた。
「ねえ、ジェクルス。」
「う?どうした?」
植物の王都を抜けると、ジュナが言った。
「本当にラファエルたち殺したの?」
「魔王倒すよりは簡単だよ。」
「・・・殺してないよ。」
ジュナはジェクルスの手をしっかりと握った。
ジェクルスの中で記憶が反転する。
「ロ、ジェクルスが帰ってきたか。その分だと、やっと無限迷路から脱出出来たのか?ケンタウルス。」
「さあね。とにかく、名前が戻ってきた。もう、ジュナがいる限り、オレは牢には入らない。」
ソニー・ジーベルはねぐらでジェクルスを招き入れた。
「はい、今日作った残り物だけど、食べる?」
「入らない。」
ジェクルスは思った。
世界の大半がジェクルスを知っていた。
それは、ジェクルスがラファエルたち大天使を殺して、堕天したからだ。
ベルゼブブの地位にいたジェクルスは、ロクあらため、ジェクルスとなった。
「まずはトリス王国に来てください。」
レイティアからの書面が手紙で来た。




