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コカトリス  作者: 虫灯暇
第12章 シンシニア国へ
113/170

0113 ロクの存在3

「また、来ました。あなたに伝えることはこれしかないようです。」

考古学者シスレインは彼の目を見た。

「アスラート様は分かりますか?」

「・・・。」

「では、言葉から覚えていきましょう。そしたら、教えてあげますから。」


「レイティア。」

レイティアの背後にロクが立っていた。

気配がしないが、近衛兵もまだ見えてない。見えてもスルーするだろう。

「そんなオレの記録を皆に見せるの止めてくれないか?」

「え、ええ。分かりましたわ。はい。」

ロクは簡単な炎魔法で書類を焼ききった後、ジュナに言った。

「ジュナの父の王だな、ジュナはしばらくここで滞在するのか?」

「まあ、そうともいう。竹下直紀。」 

「あまりジュナに変なこと教えないでくれ。ジュナの精神が歪む。」

いつの間にかロクはいなくなった。

「あの、思ったのでしけど、ロクは何ヵ国語しゃべれるのですか?」

レイティアが答えた。

「その時代に話されている言語、全部。」

「そうなの?!」

「早いのよ、昔、約束したらしいわ。では、王、私はこれで。」

立ってお辞儀をレイティアがすると、レイティアは部屋をでていった。

「あなた何で魔法が使えるのですか?」

答えは無言だった。

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