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第二話 記憶

長い文は書くのも読むのも苦手です。そんな僕みたいな人でも楽しめるような小説を書きたいです。

 まさか私が王道系転生するとは思わなかったわ。しかもヒロ勝ちの世界に転生するなんて・・・。今の私は誰なのかしら。鏡、探そう。

と、私は豪華な屋敷の中を探索し始めた。

メイドさんが沢山いる。随分身分の高い家庭に生まれたのね。


「あの、そこのあなた?少し聞きたいことがあるのだけれど」

「は、はい!なんでしょうか・・・」


すごく怯えた目で私を見つめてくる。もしかして私の顔に恐ろしいものでもついてる!?

顔をペタペタ触っていると先程声をかけた茶髪ロングの顔の整った顔のメイドさんが私に声をかけた。


「あ、あのう、お嬢様、私に何か用が?」

「あ!ごめんなさい!忘れていたわ!あの、どこかに鏡はない?」

「かがみ、ですか?かがみとは何でしょうか?」

「へ?」


鏡ってこの世界にないの!?そんなことある?どうすれば良いのー!ん?待てよ。確か前世の時のアフレコの台本に…。『ヒロ勝ちの世界では、様々な造語がある。例えば鏡は「ミガーカ」』って書いてたわ!


「よし!ミガーカはこの屋敷にあったかしら?」

「ミガーカですね!只今持って参ります。自室でお待ちください」


よかったあ!伝わったみたい!もしかして他のものも造語が使われてるものがあるのかしら?調べないと!どこかに都合よく図鑑とか落ちてないかしら?

コンコンと部屋をノックする音が聞こえた。


「お嬢様、お待たせいたしました。」

「ありがとう」


おー!鏡だー!…デカくない?普通に今の私の身長の二倍あるんだけど。細かいことはまぁ、気にせずに。


「そういえば貴女、お名前は?」

「私ですか?わ、私はフランと申します」

「そう、良い名前ね。ミガーカ持ってきてくれてありがとう!」

「は、はい」


困惑したような目で私を見つめてくる。何かしてしまったかしら?とりあえず鏡を見ましょう


「えー!!!!!!」


悪役令嬢のカトリーヌ!!私、カトリーヌなの!?そういえば今朝カトリーヌと呼ばれてたわね。混乱して忘れていたわ。悪役令嬢ということは、フランが怯えた目で私を見つめてきたことに説明が付くわ。まずは謝りましょう。


「フラン」

「な、何でしょうか」

「今まで、ごめんなさい」

「え?」

「今まで私は、貴女に…いいえ、あなたたちにひどい態度をとっていたわね。これからはこころをいれかえて貴女たちに接するわ。」

「お嬢様…。なぜ急にそのようなことを?」

「なぜかしら。急に謝らないとって思ったの」


私は前世の高校生の頃仲間外れにされたり靴を隠されたりいじめられていた。私は悪役令嬢になれない。命を吹き込むために演じるなら良い。でも、実際に悪役令嬢になるのは絶対に嫌だ。私は、善良な令嬢になる。今ここで誓おう。


「あれ、目の前が・・・」

「カトリーヌお嬢様!カトリーヌ様!おき・・て・」


段々フランの声が遠くなる。また、死ぬのかな。

造語、作ってみました。多分造語のネタはきっと誰でもわかるでしょう。

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