イベント 『竜宮城の宴』 3
本当に短めです
――――――戦いは白熱し、誰も近づけないような空間が構築された。そんな中仮称アルラウネさんはおもむろに詠唱を唱える。
「茨の女神よ、汝がその御手を瞬きの間お貸し下さい。【荊棘術・奥義:茨の宮殿】!!」
彼女がそう唱えると、地面が蠢き無数の茨が姿を現す。それは私の周囲に集まり、透明な膜を張る。
「さすが!やっぱゲームはそうでないと!」
相手が奥の手を見せたら、こっちも見せないとね!!とそんな事を思いながら私は空に手を広げ叫ぶ。
「夜よ!月よ!今こそ我が身に闇の装衣を授け給え!【月夜術:幻夜の装衣】!」
私が天に向けた手をクルリ、と1回転させて魔力を頭上に集める。すると、魔力が黒い暗幕となり私を覆い隠す。暗幕が上がり立っていたのは、黒い奇術師のような衣装だった。
「さぁさぁ、今宵始まりますは幻夜の宴。私のしがない奇術をお見せしましょう。『奇術:ミスディレクション』!」
「あら?―――ケホっ」
奇術師―――もとい私が人形を投げて、アルラウネさんの背後に回り、上段蹴りを叩き込む。
ちなみにミスディレクションとは、注意を意図していない別の所に向かせる現象やテクニックのことなんだって。
お互いに手を出せないでる内に、ブ―ッ!とアラームがなりイベントの終了を告げた。
「いい戦いだったわ。」
「こちらこそ!」
お互いに健闘をたたえて、別れる。フレンド申請したよ。受理された!やったね!
名前はフラウさんと言うらしい。
予選突破!いえーい!




