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Astral Monster Online   作者: 海老天丼Mk-4
12/31

イベント 『竜宮城の宴』 1


イベント開始5分前、私がログインすると目の前が真っ白に染まり、どこかに転移した。


「わぁっ……」


思わずそう呟くのも無理はない、なぜなら私の視界に写っていたのは、上を見るとキラキラと光を反射する水面に、正面を見れば深海のような海が広がった群青色の場所だった。


「なにこれ!すごいきれい!」


隣にいたカップルと思わしき二人もそのような声を上げる。爆ぜろ。

そんな中、マイクを使ったような声が響く。


〈よくぞ【竜宮城】に来たな!異邦人達よ!我らはそなた等を歓迎する!!〉


声のした方に私達は一斉にそこを見る。そこに立っていたのは、可愛らしい姿をした幼女だった。

その瞬間、一部の紳士達が声を上げる


「「「うおおおおおお!!幼女だぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」


キーンと耳に響く、歓声を聞いた後イベントに関して説明を受ける。


要約すると、今回のイベントはブロックごとにPVPを予選として行い、ブロック上位10名で対戦をするらしい。使用したアイテムはイベント終了後にすべて戻って来るそうだ。


〈それでは宴の幕開けだ!!『空間魔術:転移』!!〉




足元に魔法陣が浮かび、視界が白色に埋め尽くされて――――――気がつけば草原に佇んでいた。


「これが空間魔術なのか……選べば良かったなぁぁ!!!」


実際に空間魔術を見た私は非常に後悔していた。時間魔術は能力はいいけどMP消費が早いから。


〈それでは開始だ!〉


ゴングが響き渡り、開戦を報せる。


あちこちから剣戟の音が鳴りはじめて、私にも矢が飛んでくる。私はそれを余裕で回避して、力強く踏み込み射手に突撃して首をナイフで切り裂いた。


「ぐべらっ!?」

「いたぞ!あそこだ!!」

「ヤバっ!?」


射手の悲鳴により、他のプレイヤー達がこちらに近づいてくる。

流石にやばいと思った私も急いで離脱する。

走り抜けた先に森が有り、急いで木に登り、そこから飛び降りる。新しく覚えたスキルを使って。


「ホップ!ステップ!ジャァァァンプッ!!」


背中から一対の蝙蝠の翼が出現し羽ばたき宙に浮かぶ。初めて空を飛ぶ快感に私は叫んだ。


「アイキャンフラァァァァァァイ!!!」




そうして第一回イベントが開始された。



















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