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Astral Monster Online   作者: 海老天丼Mk-4
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始まりの街【ファスティア】 6

ブックマークが10件を超えました!!皆様のおかげです!



イベントの一日前に再びログインした私は今――――――全力で平原のモンスターを虐殺しています!!


「待ちなさぁぁぁい!!!」

「ギュビィィィィィィ!?」


全速力でホーンラビットや、ワイルドウルフを狩りまくり、【〇〇の血液】を集めていた。


「ギュビィ!?」

「残念!」


今目の前に居るのは、喉に短剣が刺さり、息絶え横たわったホーンラビットの体だったもの。それをアイテムポーチに収納し、血液がドロップしたことを確認して、宿に戻る。


「ギン、ミオ。ちょっと離れて。」

「ワフ?」

「キュイ?」


二人共、疑問の顔をしていたけど素直に離れてくれた。



―――――今から私がするのは、自分だけの【術】を生み出すこと。その為に私は血液を大量に集めた。

入手した血液を全て混ぜて、盃に入れて【錬成台】に置く。そして深く息を吸い、言葉を紡ぐ。

雑念を抜き、集中する。


「私は新たな技を求める。闇を生み、夜に踊ることを願っている。月の力を私に、すべてを夜と化すその力を望む、その為に私は血を飲む。すべての怒りをその身に受ける。」


魔力が集い、黒く濃い霧となる。更に私はそこに魔力を込めた。


「私の覚悟はできている。今こそ我が身に試練を!!『音響魔術:月の音色』!!」


キンッと甲高い音が鳴り、霧が晴れる。それを手に取ろうとした瞬間、更にミオとギンが魔力を込めた。

―――すると、盃が2つに変化した。私は急いで鑑定を発動する。



▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


鑑定結果


【試練の盃:夜】

夜の力を得る盃。覚悟ができたら飲めばいい。望む力を得るだろう。


〈注意!〉 これを飲むと、激痛と共に【状態異常:盲目】が付与されます。心して飲んでください。


【試練の盃:絆】

絆の力を得る盃。信頼を得たものだけが飲める。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽



「―――片方に試練がない?」


おかしい、そう思いながらも【試練の盃:夜】を飲み干す。


――――――再び、血の味と耐え難い激痛が襲って来た。更には私の視界が黒く閉ざされ、何も映さなくなった。


「いいね!いいねぇ!これほどまでの激痛とは!」


思わず喜びの声を上げる。そうしながら、私は終わる時が来るのを待っていた。





――――――しばらくした所で、痛みが落ち着き、視界が戻る。


「今度はこれだ!」

「ワフッ!?」

「キュイ!?」


今度は【試練の盃:絆】を口に含む。ギンとミオが、こいつバカなの?みたいな目をしているが気にしない。

今回はフルーティーな味がしただけで何もなかった。残念。


『独自の術を取得しました。名称を設定してください。独自の術を取得しました。名称を設定してください。称号《術の開発者》を取得しました。称号《絆を繋げし者》を取得しました。』


「よっしゃああああああ!!」


思わずガッツポーズをした私。そこから急いで、名称を設定する。夜の方は【月夜術】。絆の方は【幻想術】という名称にした。ここからは盃を飲まず、自らで開発するらしい。


イベントで見せびらかそう。そう思った私はギンとミオに別れを告げてログアウトした。






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