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「僕、もうそろそろ……。」
「あっ……。かなり時間取らせてしまい、すみません。これ、報酬です。」
そう言って彼女は、タイムアップのグリンとついでに史谷へ金貨の入った袋を渡した。
ハクのFAへ戻ると即ログアウトしていったグリン。余程急いでいたらしい。
「改めて、一つ聞きたいことがある。」
史谷は、自分を追い出そうとしているハクに声をかけ、それを阻止する意味も含めて以前聞けなかった事――なぜグリンがこの世界追い出されないように協力することを拒むのか――を聞こうとした。
「貴方を追い出してからじゃ、ダメですか?」
絶対零度の瞳で、彼女は彼を威圧しようとする。
「ダメだ。お前とは顔を合わせて話さねぇと、通じ合える気がしねぇ。」
彼は目を逸らして、彼女の冷たい瞳などどうってことないように振る舞う。
「それは目を逸らして言う事ですか?」
「ぅぐッ……。」
「それと、私は貴方と通じ合いたいとは思いません。」
「おゎ……。」
「永久にさようなら。またいつか。」
「ちょ、待て!」
「グループ会話で良いじゃないですか。」
パピョン
ピョーン
彼が言葉を返す前に、彼女は彼をFAから追い出した。




