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「「すげー……。」」


黒いガラスの壁に閉じ込められた男二人は、目の前の出来事に少々感動していた。




彼女の目の前には、首と尻尾の長い体長5m程の大きな黄色の竜と、鋭いくちばしと鉤爪を持つ体長3m程の大きな緑色の鳥。

怒りによる鋭い目付きの2体はそれぞれHPのバーは赤――残りの体力が僅かであるのに対し、彼女のHPバーは黄緑色のMAX。つまり無傷。



少しの硬直状態から一番先に動いたのは黄色竜。


未だ彼女にダメージを与える事が出来ず怒りに燃える黄色竜は、太く長い尻尾を地面にダラリとつけ、彼女に向かって滑らせる。

彼女の身長ほどもある太さの尻尾。当たれば大ダメージであるそれを、彼女はそれを大きく上に跳んで回避。少しずれて尻尾の少し上あたりの軌道で向かってくる黄色竜のビンタも一緒に飛び越える。


ついでに空中でもう一回飛び上がり、黄色竜の頭も踏み台にしてさらに飛び上がる。

そして、空を飛んでいる針を飛ばしてくる緑鳥の腹へ飛び込み斬り付けた。

弱点である腹を斬りつけられ、ついでとばかりに脳天に踵落としを喰らった緑鳥は、真っ逆さまに地面へと叩きつけられる。


緑鳥から少し遅れて落下する彼女は黄色竜の真上。上を向く黄色竜は口を開ける。

空中でくるりと一回転した彼女は、得物を下に向かって構え、落ちていく。

重力に従い、口から顎、長い首、腹と一直線に、真っ二つに切り裂かれる黄色竜。


その巨体を倒す黄色竜と、地面に叩きつけられた緑鳥は、スタッと彼女が華麗に着地した数秒後にキラキラとしたエフェクトと共に消えた。

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