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苛立つハクを刺激しないように大人しくその紙を受け取る史谷は、そこに書かれている事を読む。



----------



☆アップデートのお知らせ☆


『白ちゃん嫌がらせ仕様への変更♪』



◎内容


〇入室可能なパーティー人数の変更。


狩りエリア『Dark Carven【闇の洞窟】』において、二人以上三人以下のパーティーのみ入室可能へと変更。

それに伴い、出現するモンスターの微調整。



〇追い出し機能のリセット時間設定変更。


追い出し機能のリセット時間を個別に設定変更。

0007番のみ、5秒へ変更。



〇一部の家具の仕様変更。


『檻(特大)』、『檻(大)』『檻(中)』、『檻(小)』においてプレイヤーのみ内側から扉を(ひら)けるように変更。


『滝(特大)』『滝(大)』『滝(中)』『滝(小)』『川(四角)』『川(曲)』『池(特大)』『池(大)』『池(中)』『池(小)』『泥水の滝(特大)』『泥水の (面倒くさいわ。以下略。)において、水の流れを削除。


~~


(中略)


~~


※この変更は白ちゃんの為だよ♡意地張らないの メッ(`・д・ )σ



----------



「改悪ですよ、本当ッ……!!」


「この変更の、どこがお前の為なんだ?がっつり『嫌がらせ仕様への変更』って書いちゃってんじゃねぇか。」




机にグターと項垂れる彼女は、質問してきた彼をキッと睨み付けた。




「バカですか?バカですよね?そういえばバカでした……。」


「バカバカうるせぇ!!」


「…………狩りエリアに一人で行けなくなりましたので、今後人数合わせの為付き合ってください。」



彼の言葉を完璧に無視(スルー)した彼女は、落ち込んだような疲れた声で言う。

そして気だるげに空中に指を滑らすと、牢の鉄格子の周りに氷が隙間なく張り付き、中では吹雪が起こる。



「お……おい……。」


「戻ってきたいのならば、どうぞご自由に。凍え死んでも知りません。」




そう、氷のように冷たく言い放った彼女はさっさと彼を追い出した。


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